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side.淳太


あれから大毅が寝息を立て始めたのを聞いて、
静かに病室を出た。


…のに、翌朝、学校行く前にまた病室に寄ろうとしてる俺がいる。笑



うざいかな。でもなんか、気になって。



病室の戸を開けると、
朝食を食べながらうとうとしてる大毅がおって、

思わず笑ってしまった。





淳太「…って、


おとん、」


うわぁ。
丁度、おとんの朝の回診の時間やったらしく、鉢合わせてしまった。

これはなんか、気まずい。


淳太おとん「一応、ここでは中間先生や、笑」

淳太「あ、ごめ、…すいません。」


淳太おとん「おはよう、大毅くん。」


大毅「…、あ、

…おはようございます。、淳太くんも。?」



眠いのかぽけーっと俺とおとんを見比べてる。


淳太おとん「食べるのに時間掛かってるね、ええよ?無理して食べなくて。食欲まだ湧かないか〜」


大毅「…はい、」


見ればそれは、ほとんど減ってなくて。




淳太おとん「水分はしっかり取ってな?

じゃ、聴診器当てるよー。」


おとんが仕事してるところ見るのはなんか、
照れ臭くて。
でも、いつの間にか真剣に見つめてる自分がいた。





淳太おとん「…こりゃ、しんどいわなぁ。」




大毅「…息、ちょっと苦しくて、」

淳太おとん「夜も眠れてない?」


大毅「…はい、」


…、
もしかして、あの後起きてしまったんか、


淳太おとん「そっか。
そりゃ、うとうとするよなぁ。

…よし、終わり。もう寝てもらってええよ。笑」


大毅「…ありがとうございます」



…俺、

うとうとしてる大毅を可愛いな、なんて、

呑気すぎた。

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ぷぺぱ(プロフ) - akairo さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!楽しんでいただけるよう、頑張ります(^^) (2021年2月24日 22時) (レス) id: 533a84e8e0 (このIDを非表示/違反報告)
akairo - 新しい作品おめでとうございます!ぷぺぱ様のお話ほんとに大好きなので、とっても嬉しいです!これからも楽しみにしています!! (2021年2月24日 1時) (レス) id: ab33b844c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷぺぱ | 作成日時:2021年1月28日 6時

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