安心してよ、嫌いだから

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A視点


今は7時間目です。
はじめての授業風景じゃないか？

記念すべきはじめての授業は…………

体育です……


『体育とか最悪……』

Mk「まぁまぁ！そう言わないで！ただの体力テストだよ？」

『わざわざ男子もいるところでする意味がわからない』

今日の体育は運動場で体力テストをする。

ちなみに私は万年体育2の運動音痴である。

T「燈さんとAさんは休んでた分を男子と一緒にしてきて！ちょっと握力を測って反復横跳びしてくるだけだから」

『わかりましたー』

Ak「Aちゃん！一緒に行こ！」

燈さんと一緒に体育館に入って男子と合流した。

燈さんって苦手……いや、嫌い。
あのことがあったからっていうのもあるけど元から性格がキャピってるから無理。

Ak「じゃあまず握力！

うぅ……ムリ！これ以上いかない！」

『えっと……18kgだね』

Ak「えっ⁈すごーい！力あるー！」

………ねーよ！力弱すぎだろ！
そんなとこまでキャピってんのかよ！

いや、素だったとしても引く弱さだよこれ……

Ak「じゃあ次はAちゃんね！」

『っ、と』

Ak「えっとぉ……23kg⁈力強すぎない⁈」

『平均よりちょっと下なぐらいか……』

Sy「ゴリラなのに力が弱『燈さん！反復横跳びしよっかー！』無視すんな！」

『声かけてくんじゃねーよ……(ﾎﾞｿｯ』

取り敢えず燈さんの肩を掴んで反復横跳びをする列に並んだ。

遠くからキーキーと声が聞こえるけど放置で。


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あと少しで授業が終わるから女子と合流しようと校庭にでる。

そこにはいつもはいない人がいた。






有紗……







とは違う不登校の女がそこにはいた。




そいつはこっちを見つけると同時に歩いてきて耳打ちしてくれた。

名前は出さないでおこうか。


「あれ……wあの時の邪魔者じゃないww」

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