アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ46)

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ナユ「此処は大丈夫?」

カーテンを締め切り、電気が点いていない

薄暗い講堂にナユが居た。

臼見沢「厳重に戸締りしてあります」

そこには臼見沢先生の姿も。

ナユ「わかった。じゃあ、また
私のラブリーパワーをあげちゃう♪」

そう言うとナユの手の平から不気味な緑色のオーラが放たれ、

それを臼見沢先生の頭にかざす。

臼見沢「おおっ…おぉ、おぉ…
おぉぉ…おぉ…」

臼見沢先生は気持ち良さそうな声を出している。

ナユ「はい、OK♪」

ナユは手を退かした。

臼見沢「パワー充電完了でございます。
また何なりとお申し付け下さい」

臼見沢先生は眼鏡を光らせ、不気味な笑みを浮かべていた。

ナユ「うん、よろしく!」

_____________________

A「私は先に宿舎に戻ってるから。
2人とも、くれぐれも会長に失礼のないようにね?」

その後、Aはジンペイ達と別れて

ポルカとアルトと共に学園エリアの

モノレール乗り場まで来ていた。

ポルカ「わ、わかってますわっ!」

アルト「Aちゃん、行ってきますなの!」

A「うん、行ってらっしゃい!」

そしてポルカとアルトはAに見送られ、モノレールに乗って

ラントの待つ生徒会本部まで向かう。

ポルカ「あれが生徒会本部…。
まるで神殿みたいですわね…」

アルト「…姉さん、今気付いたんだけど…。
僕達飛べるんだから別にモノレールに
乗らなくても良かったんじゃ…」

ポルカ「…その発想はありませんでしたわ…。
まあでも、わたくし達じゃ場所すらわからなかったし…」

アルト「うん、でも次からは飛んで行けるの!」

ポルカとアルトはラントの元へ向かった。

ラント「この学園に潜むエイリアンの親玉は、来星ナユ…。
そして…教師の臼見沢は、既にエイリアンの下僕に成り下がっている。
怨霊の凶暴化も【アイツらの仕業】と見て間違いない…。
ようやく尻尾を掴んだぞ…!」

ポルカ/アルト『ラントさん!/ 霧隠君!』

ラント「…来たか」

ポルカ「何故わたくし達を…?」

ラント「お前達からゆっくり話を聞きたかったからな…」

アルト「霧隠君…」

ラント「Aには絶対に言わない。約束する。
だから、お前達の身に何があったか話してくれないか…?」

ポルカ/アルト『…』