アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ3)

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ジンペイ「Aに新しいイヤホンを
プレゼントするんだよ!」

ラント「新しいイヤホン…? Aに…?」

コマ「事情があってAさんの
お気に入りだったイヤホンが
断線して壊れてしまったんです。
だから、代わりのイヤホンを僕達で
お金を出し合ってAさんに
プレゼントしようって話になって…」

マタロウ「でも、どのイヤホンがいいか
なかなか決まらなくて…」

フブキ「A、今までは有線のものを
使っていたんですけど…毎日ダンスの練習をしているAには、また断線しないように
ワイヤレスのイヤホンがいいんじゃないかって
私が提案したんです。でも、どれも高くて…」

ラント「…なるほどな…」

ジンペイ「なぁ、会長も協力してくれよ!」

ラント「なっ…何故私が!?」

ジンペイ「頼むよ会長〜! 俺達のお金だけじゃ
買えそうにないんだよ〜!」

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ラント「はぁ…全く…仕方ないな…」

コマ「いいんですか!?」

ラント「…不足分だけだぞ…」

マタロウ「ありがとうございます!」

フブキ「…すみませんラント先輩…」

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ジンペイ「よっしゃ〜! ありがとな会長!」

その後、ジンペイ達はお金を出し合い、

不足分の金額はラントが支払った事によって

イヤホンを無事に買う事が出来た。

店員に頼み、プレゼント用に

可愛くラッピングしてもらったイヤホンを

ジンペイが嬉しそうに受け取る。

フブキ「ラント先輩、本当にすみません…。
不足分のお金はちゃんと後で返しますから…」

ラント「…いや、別に返さなくていい。
…それで…Aが喜んでくれるのなら…
Aの笑顔が見られるのなら…」

フブキ「…! ラント先輩…」
《もしかして…ラント先輩もAの事…》

ジンペイ「じゃあ早速Aに渡しに行こうぜ!」

ジンペイがそう叫ぶと…。

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ぐぅぅぅ〜。

ジンペイのお腹が鳴った。

ジンペイ「…な〜んか腹減ったな〜。
やっぱり、Aに渡すのは後にして、
昼飯にしようぜ!」

マタロウ「結構長い間悩んでたもんね…」

ラント「では、私はこれで…」

ラントはそのまま去っていこうとする。