アイドルを目指す少女はYSP能力者11 【妖怪学園】 (ページ6)

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～生徒会本部～

ラント「これが、風紀委員会の奴等が居る建物
風紀タワーだ」

ラントはA達にスクリーンで風紀タワーを見せる。

ラント「難攻不落とも言えるこの要塞を
制圧する為には、学園マフィアの組織力が
必要なんだ」

ジンペイ「すごっ!」

コマ「学校の校舎よりも大きくないですか…?」

ラント「そしてこれが、学園マフィアが根城にする
体育倉庫を改造した巨大エンターテインメント施設、
体育倉庫ソシアルクラブだ」

続けて体育倉庫のスクリーンを見せる。

A「……!」
《やっぱり……私が以前迷い込んだ所だ……。
まあ、中には入ってないけど……。
って事は、あの中には……》

ラント「学園マフィアのボス・三又義ノズチカは、
かつて情に厚い男だったと聞いている。
彼がダークサイドに落ちた理由を探り、
味方につける事が出来れば、大きな力になる」

フブキ「でも、マフィアを味方につけてまで
風紀委員会と戦いたい理由は…?」

マタロウ「学園の権力争いって
よくあると思うんですけど、
そこまでやるなんて…」

A《会長……。
ついにジンペイさん達に話すのかな……。
ナユさんの事……》

ラント「アイツらは人間じゃないんだ」

マタロウ「えっ…?」

フブキ「クラブを潰すくらいで
そこまで言わなくても…」

A《まあ、普通はそういう反応するよね……》

ラント「比喩ではない。文字通りアイツらは…

人間ではないのだ」

コマ/マタロウ/フブキ『えぇっ!?』

ジンペイ「人間じゃないなら何なんだ?
毛虫か? うじ虫か? いや、カメムシだな!」

～♪

ジンペイ「ヤバいくらいに♪素敵なカメムシ♪
くさっ! 」

ラントの前に来てノリノリでラップをするジンペイ。

A「ちょっ……ジンペイさん……」

ラント「奴等が人間ではない事を、
お前達も既に見ているのだがな」

ラントは気にせず話を続ける。

A《流石会長……ジンペイさんのラップを
見事にスルーした……》