アイドルを目指す少女はYSP能力者11 【妖怪学園】 (ページ5)

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メラ「学園マフィア【スネークス】。
ボスはノーズと呼ばれる男。
本名は【三又義ノズチカ】。
メイン体育倉庫を根城とし、
学園を裏から牛耳っている闇の組織だ」

メラは渋々学園マフィアについて説明する。

メラ「生徒会にも風紀委員会にも従わず、
独自のルールで動いている。
パン売り場で大人気のきな粉パン、
焼きそばパンを実力者に横流しし、
マージンを得たり…テストの出題情報を
独自の方法で入手し、密売していたりする」

A「なるほど。学園マフィアの皆さんは、
よっぽどパンがお好きなんですね……?
でも、他の方々にも分けてあげましょうよ……。
他にも食べたい人居るはずなのに……」

コマ「Aさん…ツッコむところは
そこ以外にもあったと思うけど…」

A「へっ……?」

ラント「奴等と接触したい」

メラ「気は確かか…?
ノーズは誰かの味方につくような奴じゃない。
奴は暴力によって個人を従わせ、
頭脳によって組織を動かす…
生まれついてのボス気質だ」

A《うぅ……やっぱり学園マフィアのボスも
そんな感じなんだ……やっぱり怖い……》

ラント「私が説得する」

メラ「誰が行こうと奴は動かねぇよ。
それに…俺は奴等に関わりたくない」

ジンペイ「待てよメラ。面白そうじゃねぇか!」

メラ「…!」

するとメラは立ち上がり、机を叩く。

メラ「だから!! 学園マフィアに
関わっちゃいけないんだって!!
そもそも俺達にはなんの関係も無いわけだし!」

ラント「そうかな?」

ジンペイ/メラ『…?』

ラント「君達の部にも来たんじゃないか?
廃部通知書が…」

フブキ「廃部通知書…?」

コマ「それ、どういう事ですか…?」

A「はっ……そういえば……!」

Aは棚から1枚の紙を取り出す。

A「えっと、【YSPクラブの廃部を命ず】……」

YSPクラブ『えぇぇぇぇっ!?』