アイドルを目指す少女はYSP能力者12 【妖怪学園】

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アルト《…Aちゃんの声…!》









アルトは咄嗟に近くにあった茂みに姿を隠した…。









アルト《Aちゃん…ごめんなさいなの…。
でも…今はほっといて欲しいの…》









A「……アルト……何処に行っちゃったんだろう……」









Aは茂みに隠れているアルトには気付かずに再び走り出した…。









アルト「…」









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?「此処よね…? ポル姉とアル兄の声が
1番近くで聞こえたのは…」










一方その頃、Y学園の校門の前には小さな怨霊の姿が…。









?「この中に…ポル姉とアル兄が…?」









その姿は、白い羽根が生えていて

モコモコの長い耳を持った

オレンジ色の体のうさぎのようだった。










左耳の上には、ヘ音記号の形をした

ヘアアクセが着いていた。









?「探してみるしかないわね…」









その怨霊は校門を潜った…。









?「あ、あの子が付けてるリボン超可愛い♡
ん? あーーーっ!! あの子のヘアピン…
この前雑誌で載ってたやつじゃない!」









中に入った途端にオシャレな格好をした女子生徒に

すぐに釘付けになる。









?「へぇ…やっぱり人間にも
オシャレな女の子は多いのね?
よく見たら…制服のラインやリボンの色が
生徒によってそれぞれ違うみたいだけど…
何か意味はあるのかしら…?」









その怨霊は歩いている女子生徒達が

身に付けているアクセサリーを見ては

目をキラキラ輝かせていた…。









どんっ…









?「きゃっ!」









女子生徒達のアクセサリーに釘付けになっていて

周りをよく見ていなかったその怨霊は、誰かとぶつかった。









?「あっ…ごめんなさい…ちゃんと前を見てなくて…」









.









.









.









.









.









.









.








.









.









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.









アルト「…ソプラちゃん…?」








ソプラと呼ばれた怨霊とぶつかったのは、兄のアルトだった。









ソプラ「…! アル兄!?」









ソプラは思わず目を見開いた。

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