アイドルを目指す少女はYSP能力者12 【妖怪学園】

(14)(※完全オリジナルです) ページ14

A「あっ……でもっ……」







周りの反応を見たAは、慌てて笑顔を作り…。







A「その分、母は私の事を愛情を持って
接してくれましたし、このY学園に来たおかげで
ジンペイさん達にも巡り会えました。
今、私は幸せです!」






ジンペイ「うぉ〜〜んっ! A〜〜!
お前はず〜っと俺達の仲間だからな〜!」





ジンペイは大号泣しながらAに抱きつく。







A「ジンペイさん……」






Aは戸惑っている。






ラム「あ、こらっ!! Aたんに…
ラント「Aに馴れ馴れしく触るな!!」ん…?」






その様子を見ていたラムがジンペイに怒鳴ろうとする前に、

ラントがAの体を引き寄せる。







A「か……会長……///」







ジンペイ「何でだよ?! いいじゃん別に!」







ラント「Aが困っているのがわからないのか?」





ジンペイとラントは睨み合っていた…。





A「あの……会長、とりあえず離して下さい///」






ラム「よく見たら…Aたんは
会長とならお似合いだね?」






ラント「なっ…///」





A「っ……///」








ラムにそう言われたラントとAは、

一瞬だけ互いに見つめ合い、目を逸らして頬を染める。






ヤマンバ「確かに、美男美女カップルって感じ〜?」





マツエク「え〜でもAたんに彼氏が出来たら
ちょっとショック…」






アツゾコ「言えてる…」







ジンペイ「ふっざけんなっ!!
Aとお似合いなのはこの俺だっ!!」








ラム「アンタは全然ダメ!! どう考えても
Aたんには相応しくないし、
可愛いAたんが汚れるから!!」







ジンペイ「何でだよっ!?」







今度はラムと睨み合うジンペイ。






マタロウ「…この前も思ったけど…
やっぱりラント君もAさんが好きなのかな…?」







コマ「もしそうなら…僕はラント君相手だと
勝てる気がしないよ…」
《でも、諦めないって決めたし…》






コマとマタロウは小声でそう呟いていた…。







チアキ《…つまり、Aにはまだ彼氏が居ないって事?









.









.









.









.









.









.









なら、まだ僕にもチャンスはあるんじゃね…?》










A「あ、あのっ……皆さん!!
場の空気を壊した私がこんな事を言うのは
おかしいとは思いますが……。
……本来の目的を忘れていませんか……?」









YSPクラブ『あ…』

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