(13)(※完全オリジナルです) ページ13
フブキ「Aママは…」
A「……?」
フブキ「Aにはパパの事を黙っていたのよね…?
…Aはいつ気付いたの…?」
A「……私に隠れて、母は……」
_____________________
ー2年前…。
A「ママ? お風呂上がったよ?」
Aはお風呂に入り終え、奥の部屋に居た母に
近付こうとすると…。
.
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A母「…貴方、そっちはどう…?
お義父さんには会えたのかしら…?」
A《ママ……誰と話してるの……?》
疑問に思ったAは、母に気付かれないようにゆっくりと近付く。
.
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.
A《……パパの写真に向かって喋ってる……?》
Aの母は、タンスの上に飾られてある
父の写真をずっと見つめていた…。
A母「Aはもう小学5年生よ。
早いでしょ…? この前の運動会で、Aは
100m走で1等賞を取ったのよ。凄いでしょ?
運動神経がいいのは…貴方に似たのね…」
A「……」
Aは黙って聞いていた。
A母「貴方…私以上にAが
生まれてくるのを楽しみにしていたものね…。
私だってっ…生まれたばかりだったあの子の事、
貴方にも抱っこしてあげて欲しかったっ…。
あの時、海外出張さえ無ければ…。
.
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.
どうして…私とAを置いて先に逝っちゃったのよっ…」
そこまで言うと、A母は泣いていた…。
A「……!」
それを聞いたAはその場に座り込む…。
A《嘘……でしょ……。
私のパパは……出張先でそのまま……》
.
Aの父が既にこの世には居ない事を
初めて知らされたAは目に涙を溜め、
そのまま部屋へと戻っていったのだった…。
_____________________
コマ「きっとAさんのお母さんは…
Aさんを傷付けない為に…」
A「……はい、そうだと思います……」
切なげに俯くA。
フブキ「A…」
そんなAの話を聞いていた一同は、
心配そうにAを見つめていた…。
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星空ブリキ - 続きがめちゃくちゃ気になる………! 作者様のスピードで頑張ってください! (2022年7月5日 10時) (
レス) @page39 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ぴよお - 倉安さんって他サイトの方でも小説書いてたんですね。めっちゃ面白かったです！ﾌﾟﾘ小説の方も頑張って下さい (2022年7月2日 23時) (レス) id: 28341cd9b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞倉安な〜りん∞ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/milokarosu1/
作成日時：2022年6月18日 2時
