(12)(※完全オリジナルです) ページ12
A「はい、残念ながら私も全然わかりません……」
マタロウ「まさか…会員番号3番は
最初から存在しないなんて事ないよね…?」
コマ「それは流石にないと思うよ…?
きっとその人は、自分もAさんのファンだって
なかなか言い出せない恥ずかしがり屋さん
なんじゃないかな…」
.
.
.
.
ラント「…」
《…そんなに噂になっていたのか…。
だが…俺がその会員番号3番だという事は
今更言い出せないな…》
ラントは制服のポケットに入っている
【会員番号3番 霧隠ラント】と書かれた
ファンクラブ会員証を握り締める。
フブキ「…」
《ラント先輩から口止めされている以上、
皆の前で言うわけにはいかないわよね…。
本当はAにだけでも言いたいけど…》
そんなラントの様子をフブキはじっと見つめていた。
マツエク「それよりAたん!」
A「ふぇっ?!」
マツエク「改めて見たら、そのピンク色の髪…
やっぱり綺麗だね? 美容室で染めてるの?」
A「い、いえ……これは地毛ですが……」
ヤマンバ「マジで!?」
A「ママ……いえ、うちの母の遺伝で……」
マタロウ「そうだったの!?」
コマ「Aさんのお母さんもピンク色の髪…」
フブキ「って事は…Aママも美人だったり?」
ラム「それに、色もそうだけど…
その髪…めっちゃサラサラツヤツヤだね?」
A「これでも、ヘアケアは毎日
ちゃんとやっているので………」
アツゾコ「じゃあ、その赤い瞳は?
どんなカラコン使ってるの?」
A「カ……カラコンなんて使ってませんよ?
……どうやらこれは、父の遺伝“みたい”で……」
ジンペイ「“みたい”…?」
A「父の顔は写真でしか見た事ないのですが、
父は私と同じ赤い目をしています。
……母がまだ私がお腹の中に居る時、
父は急遽海外出張が決まってしまって……。
それからもうずっと帰って来ていなくて……。
……母は私にはそれしか教えてくれませんでしたが」
コマ「そうだったんだ…」
A「……でも、後になって気付いてしまったんです……。
.
.
.
.
.
.
.
.
私の父は、もうこの世には居ないんだって……」
YSPクラブ/ ハッカー研究会『えっ…!?』
ラント/チアキ/ノーズ『…!』
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星空ブリキ - 続きがめちゃくちゃ気になる………! 作者様のスピードで頑張ってください! (2022年7月5日 10時) (
レス) @page39 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ぴよお - 倉安さんって他サイトの方でも小説書いてたんですね。めっちゃ面白かったです！ﾌﾟﾘ小説の方も頑張って下さい (2022年7月2日 23時) (レス) id: 28341cd9b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞倉安な〜りん∞ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/milokarosu1/
作成日時：2022年6月18日 2時
