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『あ、りか〜!』
「ごめーん待った?」
待ち合わせていた映画館の前でりかと会えた
とりあえず一安心
映画まで時間に余裕があったから、
チケットを買う列に並びながら
スマホをなくしたことを話す
「じゃあかけてみなよ」
快くスマホを貸してくれたりかに甘えて、
自分のスマホに電話をかけてみる
『だめだ誰も出ない』
「どこに忘れたかわかってるの?」
『居酒屋で触ってたのは覚えてるんだよね・・・』
「じゃあそこじゃない?」
『だといいんだけど、』
「まだ開店してないからお店の人いないんじゃない?映画終わったらもう一回かけてみる?」
『うん、そうする。ありがとう』
映画を見終わり、りかがスマホを見てみると
着信が一件
「あ、Aのスマホからだよ」
『ほんと?ちょっともう一回かけてみてもいい?』
「うん、いいよいいよ〜」
『ごめんね。ありがとう』
「もしもし、」
『あ、もしもし。すみませんそのスマホ落としたみたいなんですけど』
「やっぱり、」
よかった出てくれた
しかし声に聞き覚えがある
できれば忘れたのは居酒屋が良かったんだけど仕方ない
恐る恐る、確認してみる
『えーっと、玉森さん、ですか?』
「うん」
となりのりかを見てみると
「玉森さんって昨日言ってたイケメン?なんで!?」
と言っている
りかに苦笑いで返しつつ、
『今日の夜家にいますか?取りに行ってもいいですか?』
とわたしがいうと、さらにびっくりした表情のりかだった
「ん、今外だからなるべく早く帰るわ」
『すみません・・・』
「何時頃になる?」
『えーっと、 』
「9時はどう?」
『あ、大丈夫です』
「ん、わかった」
『すみません、じゃあ9時頃家に取りに行きます』
「はーい」
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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2019年7月14日 10時