手紙。

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拝啓 片寄涼太様


初めて筆を取ります(正確にはペンです)

何を書いたらわからないまま、一生懸命ない頭を振り絞りネタを探しています。

異性に対して初めて手紙を書きます。

書きながら手汗ビッチョリで、便箋に変な汁がついていないことを願います。

待って、今まで｢ます｣しか使ってない。

どうしよう、国語苦手なのバレバレ。

今更ですが、読みにくかったらすみません。

誤字脱字あったら心の目で読んでやって下さい！

片寄くんを好きになったのはーーー。




その後もAの手紙の内容は続くのだが、


「ぷっ、あはは！もう、無理。読んでられない 笑」


ツボにハマった涼太は、それ以上読むのをやめた。


「どないしたん、涼太。おかしいで？」

「龍友くん、見てこれ。」


Aが書いた手紙を見せると


「ぷっ、あかん。読んでられん 笑」

「俺にもみーせーてー」


龍友からAの手紙を奪い取り読み出した玲於。


「ちょ、拝啓とかいつの人 笑」

「俺も予想外すぎて笑っちゃった」


結局Aの手紙はみんなに回し読みされてしまい、


「「「これは、返事書くしかないでしょ」」」


満場一致で返事を書くことに決定したのだった。

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