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『えっと、いつも衣装作ってるの三ツ谷先輩みてると思いますが、あれ自分と友達で着てるんです。所謂男装。
先週もしてたんです男装を。その時ナンパされてる女の子助けたんですよ。
そしたらマイキーって人が「決定。お前今日から東卍な」って言われて、怖くて逃げちゃったんです』
話してしまった。
仕方がない、実咲にはちゃんと謝ろう。
「あー、なんかすまん」
『え、なんで三ツ谷先輩が謝るんですか?』
「マイキーは····自分の気持ちストレートに伝えるところあってな」
「マイキーらしいぜ」
「そんなマイキーくんもかっけーッス」
みんなに慕われていて怖い人じゃないのかな?
「男装しなきゃ、マイキーにもバレねぇよ」
「場地さんが口滑らせないこと祈るッス」
「あぁ"?俺が言うと思ってんのか、千冬ぅー」
「いえっ!そんな事ないです····はい」
タジタジになる千冬くんが可愛いなって思ってしまった。
「もっとはやく言えよな」
頭をぽんぽんしてくれる三ツ谷に
『実咲···友達が、男装してることを知られて虐められたらしく····言わないでって口止めされてるんです』
「そりゃトラウマだな」
「友達思いなんだなA」
『そんなことは····』
褒められるのは慣れてない。
頬を赤くしているところを見せないように口を拭く仕草で顔を隠す。
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アオイ - 続きめっちゃ気になる! 更新頑張ってください! (2022年3月3日 7時) (レス) @page26 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんころ | 作成日時:2021年10月27日 12時