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「彼女さん置いてきていいの？」
自分でも驚くほど冷たい声が出たと思う。私の言葉に優太はばっと顔を上げた。
「あいつは彼女じゃない！てか、男だから！」
「…え？」
おと、こ？あの可愛い子が？
「髪、長かったし、女の子の制服着てたよ…？」
「罰ゲームなんだよ！女装したやつとデートするっていう…まさかAと会うとかおもってなくて…」
写真見る！？と出されたスマホの画面には先程の女の子がウィッグをかぶろうとしている写真。
「っ…よ、かったぁ」
心の底から安心して、身体が楽になる。
「でも、なんで私のこと避けてたの…？」
あの人は彼女ではなかった、となると気になるのはそこだ。
「…風邪ひいた次の日さ、�盒兇�来たんだよ。俺の家に」
「海人が？」
「そう。それで、�盒兇�めちゃくちゃAのこと大切に思ってるって分かったし、女の子を夜まで家に入れといて親にも連絡させない俺がすっげえ嫌で、Aと付き合ってるのが申し訳なくなった」
「そんなこと…」
「あるよ。あれは俺が全部悪いから。�盒兇�1番正しいこと言ってんだよ。
でも、俺はAが好きだ。彼氏として最低なことしたけど、こんな俺でも、残りあとちょっと、まだチャンスはある？」
なんて、すごく真剣に言ってくれてるけど手が震えている。
「…ないよ、チャンスなんて」
優太の元から大きい瞳が見開かれ事によってさらに大きくなる。
「そ、そうだよな…ごめ──」
「仮の恋人なんて辞めて、本物の恋人になろうよ」
少しの沈黙。
黙られると自分が言ったことが恥ずかしくなって、ずっと合っていた目を逸らした。
「ちょ、ちょっと、俺の頬引っ張ってくんね…？」
やっと反応してくれたかと思うと古すぎるリアクションをしてくる優太が面白くて、笑いながら頬を引っ張ってみる。
「いってぇ！夢じゃねぇ！」
引っ張られた方の頬を抑えながら、優太は目を輝かせた。
「あの、返事は？」
「もちろん！てか俺からも言わせて！
…俺と、真剣にお付き合いしてください」
頭を下げられ、手を差し出される。
今頃こんな告白ある？絶対優太だけだよ。
「はい！喜んで！」
笑いつつその手を取ると、ぐいっと引き寄せられて優太の胸へとダイブしてしまう。
「絶対世界一幸せにするから！この前みたいなことはしない！約束する！」
私のことを抱きしめて、高々と宣言してくれる。
「うん、絶対世界一幸せにしてね？」
それに応えるように私も優太の背中に手を回した。
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みく(プロフ) - ココナッツさん» すいません、間違えてパスワード掛けていたみたいです！外しました！大好きって言って貰えて嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年11月20日 18時) (
レス) id: 40f869e6e0 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - あの、この場所ですいません！故意に恋して。のパスワードってどこでわかりますか、？あの作品大好きなので、教えていただけると嬉しいです！ (2019年11月19日 23時) (レス) id: 7e36391c02 (このIDを非表示/違反報告)
ささ(プロフ) - 岸くんの素直で純粋な所にキュンキュンしてしまいました。海人君との絡みもドキドキでした。岸くんから避けられる場面では苦しくて読みながら泣いちゃいました。また続きが読みたいです！ (2019年8月4日 10時) (レス) id: bafeb54348 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 岸くんの真っ直ぐに素直に気持ちを言葉にしてくるところと考えすぎて言葉を省いたり伝えるのをやめてしまうところが出ていて翻弄されてく感じでキュンキュンしました！一か月経った後どうなるのかとても楽しみです！ (2019年7月16日 5時) (レス) id: 1feca42a09 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - kayakoさん» コメントありがとうございます！岸くんに一目惚れされたら人生最高ですね笑勿体ないお言葉ありがとうございます！もう少しで完結ですのでお付き合いいただければ嬉しいです！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: 40f869e6e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みく | 作成日時：2019年7月4日 19時
