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「お、重い…」
両手いっぱいに荷物を抱えたAはそう呟く
「おかしい…
お使いは少しの野菜だけだったのに…
道ゆく人が野菜とか魚とかお菓子とかくれてたら…いつの間にかこんなに…
やっぱり樽と違って運びにくいなぁ…
ってわわっ落ちちゃう…！
ふぅ危なかった
少し休も」
そうAが座れそうなところを探すとふと砂浜が目に入った
「(そういえば、シャンクスさん達ここに船止めてたんだっけ)」
惹かれるように砂浜に入るとたくさんの荷物を置いて砂浜に座る
「広いなぁ…」
そう呟くとバサバサっと音がしたかと思うと上から青い鳥が降りてくる
しかしただの知っている鳥ではない
青い炎をまとっており大きさも普通の鳥よりも大きい
「も、燃えてる…？！わぁすごい君すごいね鳥さん」
思わず四つん這いになって鳥に近づくA
「青い炎纏ってるみたい！
すごいなぁここはいろんなものがあるんだね…！」
そう言うと鳥は首を横に傾ける
「ふふ、不思議そうにしてるみたい
人の言葉がわかるの？ってそんなことない…
んんっでもこんな鳥いるぐらいだし言葉が分かる動物が居てもおかしかないのかも？」
そう呟いた後、再びAはとすんっと砂浜に座り込んだ
もらった食べ物を見ている鳥を見てAは問いかける
「お腹空いてるの？何か食べる？」
そう言うと鳥は近くにあったパイナップルを突く
「ふふふ、後でお店に行って皮剥いてもらったらあげるね
ほら、こっちおいで」
そういって鳥に手を伸ばすと鳥は少し戸惑うかのように足踏みをする
「野鳥だから流石に警戒してこないかな？」
Aが少し恥ずかしそうにそう頬をかくと鳥はのそのそとゆっくりAに近づく
「！」
ぱぁぁと顔を輝かせると鳥は申し訳程度にAの足に足を乗せ座る
そんな鳥の態度ににAは嬉しそうに笑ってぎゅーっと優しく抱きしめる
「ふふふ、すごいなぁこの辺の鳥さん
みんなこんな感じなのかな？」
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作者名：ヘアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2022年10月9日 9時
