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「離して邪魔くさい」
「もしかして俺が傷つかない鋼の心持ってると思ってるのかレティは」
「鋼の心持ってなくてこんなに言い寄れるかい」
「ふっ、それはそうだな」
「で、はよどけ」
グッとベックマンの胸板を押し出すレティシア
しかしベックマンは気にすることなくレティシアを壁に追い詰める
トンッとレティシアの足の間に自分の足を挟むと勝ちを確信したかのように笑っていう
「どかせてみろ」
少し呆気に取られたような顔をしたあと面倒くさそうにレティシアはため息を着く
そんな様子を楽しむように見ているベックマン
「力だったら俺の方が上だからな」
「へぇーそういうことするんだ…」
「！」
2人のそんな様子を見てAは驚いたようにぴゃっと肩をふわせる
「おーおーやってんなぁ」
笑いながらそういうシャンクスを見てAは少し恥ずかしそうに聞く
「あ、あの二人ってどんな関係…」
「ん、んーまあなんとも言いずらいが…
本人達曰く深い関係(仮)らしい」
「(深い関係とは…？！)」
そう思いながら恥ずかしそうに俯くAを見てシャンクスは面白そうに声をかける
「なんだ？
ああいうのが好きなら俺も」
「いやいいです」
「……」
痛む胸を抑えながらはぁと壁に手を付きため息を着くシャンクス
しかしAはそれどころじゃないらしく二人を見る
「あ、あのまま襲われちゃうんでしょうか」
小声でボソッとそういうA
不安げなAを見てシャンクスは再びAの隣に立ち2人を眺める
「ベックマンはレティの嫌がることはしないさ
それに何より……」
その瞬間レティの足が上に振り上がる
そしてその先にあるのはベックマンの胴体もとい男の最大の急所
「い"ッ……！！！」
これ以上ないほど悲痛の痛みをあげながらベックマンはひざをつく
「はぁ
か弱い女に手を出すなんてありえないわ」
パンパンッと服についた砂をはらいながらレティシアは言う
「襲われることは無い
アイツは、絶対」
「……そうみたいですね
なんか、この辺は色々と私の住んでいる場所とは違うみたいです」
「安心しろA
アレはレティシアが可笑しいんだ」
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作者名：ヘアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2022年10月9日 9時
