箱入り娘は愛され娘【NARUTO×ワンピース (ページ3)

今日:12 hit、昨日:7 hit、合計:26,367 hit

3〜白ひげ海賊団、赤髪海賊団〜ページ3

「見たことのない症例だよい…」

「この子、さっき写輪眼を使ってたんだ
もしかしたらそれの副作用みたいなものかもしれない」

「写輪眼？」

「私も詳しくは知らないんだ」

ふるふると首を横に振るレティシア

「…」

二人が黙り込む

想像していることはきっと一緒だろう

その時ガチャと医務室の扉が開かれる

「ちょっといいか？」

「ハルタか」

入ってきたハルタの手には一つの電伝虫

「オヤジが持ってけって
その女に渡せってさ」

「私？」

ハルタがレティシアに電々虫を渡すとレティシアが不審そうに声を出す

「もしもし」

『よォ、レティシア(誘拐犯)』

「！この声、クザンかい？」

『当たり』

「海軍か？」

ハルタがそう聞くとレティシアが頷く

『こっちは上から追いかけるなって指令が入ったからもう解散してるよ
安心して』

「え？」

訝しげに聞き返すレティシア

『白ひげのナワバリの一つで住民が避難してるのは知ってたからな
不審な動きをしないか見張ってたけど多分そこで海軍を討つ気だったんだろ』

「敵の言うことを信じろっていうのかよい」

『…まあどうするかはそっちの判断に任せる』

「さっきオヤジが言ってた
なんでか海兵が追って来ないって
だから…信じてもいいかも」

「わざわざなんで…
アンタは海兵だろう」

『まあそれはついで
レティシアは縁があるとはいえアンタらがどうなろうが興味はないしな

Aのことだ』

「「！！」」

「今、この子熱が止まらないんだ
多分写輪眼とかいうやつのせいだと思うけど…
何か知らないかい！？」

急いでレティシアがそういうとクザンははぁとため息をついた

『やっぱりそうか…

幼少期、一度だけAが使ったことがあってな
その時も熱が出たんだ

目が特に熱くなって二時間ぐらい立つと目も開けられなる
三時間後には熱が40度以上になった』

「？！」

『医者に連れて行っても原因が分からなかった
結局一週間後ぐらいには熱は下がったが
完治するのには二週間かかった』

「二週間？！」

『あぁ』

「そんなに苦しむAに何もしてやれねぇとは…」

「仕方のないことだ
あの子の体が私たちと完全に同じとも限らないんだ
下手なことはできないよ」

『点滴とか薬とかでアレルギー反応を起こしたりしたことはないからそこは安心して』