それ ページ3
「いらないわ」
そう答えた私を見てジョージーも同じように答える
「でも知らない人から物をもらっちゃいけないんだ」
「おいらはペニーワイズ。踊るピエロだよ。
じゃペニーワイズ？こちらジョージー。
ジョージー。こちらペニーワイズ。」
船が好きなジョージーの性格をわかってる…
「これでもう知り合いだろ？どうだい？」
これ以上ここにいちゃいけないような気がしてジョージーを抱き締める
その様子を見てようやくジョージーも
「あの…僕もう帰らないと」
といった
「え？船なしでかい？失くしたなんていったらビルに殺されるぞ？」
そういわれ、ジョージーは再び船に目がいく
「ほら、ここだ。さぁ。ここだよ。ジョージー」
腕を伸ばせば取れない距離でもない
そう考えたのかジョージーは手を伸ばして取ろうとするが慌ててその手を引き寄せる
「いい加減にしてください！船を返して！」
そう叫ぶ
「Aは取らなくてもいいのかい？」
「取らないわ！それより早く帰らないと…お母さん達も心配するわ」
「船もなくし遅くに帰ってきたとなったらビルやお母さんはなんていうかな？」
そういうペニーワイズの言葉にいよいよ恐ろしくなったのかジョージーは片方の手で船へ手を伸ばす
するとペニーワイズはここぞとばかりにジョージーの手をつかむ
「離して！！」
そう言い、ジョージーの手を引っ張るが所詮は大人と子供
ピエロは決してジョージーの手を離さない
ジョージーが船を取ったと同時にピエロは口を開ける
「ひっ」
初めて恐怖した
小さい頃から怖いものはなかったけど初めて怖いと思った
歯は牙になっていて歯肉にも牙が生えている
ピエロとも言えなくなったそれはジョージーの腕を食べ始める
「ジョージー！！」
腕がなくなったジョージーを抱き締め、逃げようとするがそれはジョージーの足をつかんでジョージーを中に引きずり込もうとする
「離して！！ジョージーをつれていかないで！」
そんな抵抗も無駄でジョージーは中に引きずり込まれてしまった
「うわぁぁぁぁぁぁあ」
最後まで手を離さずにいた私は段差に頭をぶつけ意識が遠退く
「ジョ…ジ…」
最後に見たのは引きずり込まれたジョージーとニヤリと笑うそれの姿だった
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あー - 更新ありがとうございます！これからも頑張ってください!!! (2020年2月4日 2時) (
レス) id: 14ec5197b5 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy(プロフ) - すごい面白かったです！ヘンリーたちギャングとの絡みも読みたいです！更新応援してます！！ (2019年11月27日 19時) (レス) id: 0de2da8ead (このIDを非表示/違反報告)
ポケ(プロフ) - リッチー推しなので、リッチー落ちだといいなと思います。これからも頑張ってください (2019年11月24日 19時) (レス) id: a46ea7868f (このIDを非表示/違反報告)
黒雪(プロフ) - 初コメ失礼します。この小説とっても面白くて好きです！私もビル落ちの小説を希望します！ (2019年11月22日 23時) (レス) id: 6450f982d2 (このIDを非表示/違反報告)
サナ(プロフ) - ビルの小説が少ないのでビル落ち希望です… (2019年11月17日 19時) (レス) id: bf8f887eb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2019年11月14日 18時
