普通ではないけれど都会で普通の人と同じように恋をしました。

47、なんで私が ページ15

A「はあはあ……。もう…大丈夫……か」


なんで私だけがこうなるんだろう。組織とか意味分かんない。こんな能力(ちから)私じゃなくたっていいじゃん。なんで私なんだよ。




ﾊﾞﾝｯ



ジン「そこから動くな」




A「うそでしょ………」



早過ぎないかい。結構な距離走って逃げて来た筈なんだけど。



ジン「お前はもう組織に入る以外に生きる道はない。それともまだ足掻いてさっきの鳩と同じように殺されるか」



A「え………。」


鳩はもう居ない。殺された？また居なくなった、あの時私が鳩に協力を求めなければ……。



ジン「あと10秒で答えを出せ。出さないと関係なく殺す。」






A「私は今まで普通の人になりたかった。でもやっぱり普通にはなれなくて、逆にかけ離れてくばかり。私の人生も私自身も。」







組織に入れば楽かもしれない。もういっその事思いっきり黒に染まった方がいいかもしれない。でもまだ好きな人の側で笑顔で居たい。




「私の答えは………………









組織に入るつもりも殺されるつもりもありません!」

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