退屈な人生②【ブルーロック】 (ページ31)

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凪「……は」

貴『面倒くさいって言ったんですよ。凪さん。』

これは嘘でもなんでもない

貴『私はただ、その人のためになるならと思ってした事です。
それを全て否定するような言い方…

私が誰をどのタイミングで部屋に招くかも私の勝手です、凪さんに私の行動を制限される言われようはありません』

私の選択肢が悪い事みたいに言われるのに対し、ただただ腹がたった

貴『ブルーロックには私もそんななまはんかな気持ちでは来ていません

世界一を見るために来たんです

その為に私は自分に何ができるか考え行動しただけ』

『あたなには関係ありません』

私は凪さんを睨みつけるように言った

流石の凪さんも驚いたのか目を見開き言葉を発しようとしなかった

貴『不愉快です
今すぐこの部屋から出ていってください』

何も言わない凪さんに背を向け落としていた上着を拾い上げる

当分口もききたくない、そう思ったとき

ｸﾞｲｯ

貴『っ！』

背後から腕を掴まれすぐ横にあったソファーへと押し倒される

目の前には当然凪さんがいて

でも表情は目元が前髪で隠れていてよく分からない

貴『…何するんですか』

自分でも驚く程機嫌の悪い声が出ていたと思う

今回は両手を拘束されている訳でもないし、押し倒した所でこんなのすぐに抜け出せる

いちいちこんな事に体力を使いたくないのに

貴『(凪さんの出方次第では…)「ごめん」

…は？』

凪「言いすぎた…俺が悪かったから……

俺を突き放さないで…」

そう言う凪さんの声は震えていて今にも泣き出しそうだった