退屈な人生②【ブルーロック】 (ページ30)

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私は今に至るまでの経緯を凪さんに伝えた

凪「ふーん

俺の事は部屋に入れないくせに凛の事はそんな簡単に入れるんだ」

説明はしたが今だに腑に落ちないような様子の凪さん

いつもより声のトーンも低く緊張感が漂う

貴『凪さんは泊まるの前提で話を進めてくるじゃないですか。それに今は…』

凪「今は何？」

今は2人きりになるのはあまりよろしくない気がする

信じ難いが凪さんは私に好意を向けてくれているし正直何をされるかわからない

貴『(寝てる隙に胸に顔埋めてくる変態だしなぁ…)』

凪「まあいいやそんな事。で、どういうつもりで部屋入れてんの」

貴『さっき言ったとおり英語を教えてただけです、それ以外何もしてません』

凪「俺はこの部屋に凛と2人でいたって事実にムカついてるんだけど」

貴『だからそれは』

凪「勉強とか自分でさせればいいじゃん
1人でできない訳でもないし、それをわざわざAが仕事終わりに教えるとか馬鹿じゃないの？お人好しすぎ」

貴『！』

凪「言ったよね？俺はAが好きだって
なのに何で他の男を部屋に入れるわけ

まじで意味分かんない」

凪さんの怒りが徐々に増してくる

全て説明したし何も悪い事はしてないのに

ようやく休めるかと思えば凪さんからの説教で疲労も溜まっていたせいか聞くだけで疲れてくる

凪「それかAも本当は襲われたりしたいわけ？」

貴『…は』

凪「そこまで警戒心ないと狙ってしてるようにしか思えないよね

誰でもいいんでしょ」

何を言っているの…

私がここにいる理由がそんなものだと思っているのだろうか

どうしてこんな事で怒られないといけないの

凪さんが私を好きだから何

他の選手のサポートがそんないけない事

意味の分からない言葉を吐き捨てられ私もだんだんと頭に血が登る

あぁ…なんかもう

貴『面倒くさい…』