退屈な人生②【ブルーロック】 (ページ19)

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凪「ねえ玲王

Aに対して離れてほしくない、ずっと一緒にいたいって思ったり俺だけを見て欲しいと思うのはなんでなの」

玲「はあ？
それはお前が異性としてAが好きだからだろ」

凪「玲王と同じで友達としてではなくて？」

玲「お前は俺に抱きついたり首にキスしたりしてえと思うのか「思わない」」

あれはAだからする

他の人なんかにそんな事しないししたいとも思わない

玲「だったら答えは出てんだろ」

凪「………ん」

そっか

俺Aが好きなんだ

空白だったピースが埋まったかの様にしっくりときた

凪「結婚したらAと苗字お揃いかぁ」

玲「いやはえーよ。どこまで先の事考えてんだ」

凪「サッカー強くなったらずっと一緒にいるって約束したしそれはもーほぼ恋人になったも同然でしょ、だからあとは結婚だけ」

玲「いやあれ告白だったのか」

凪「今そう言うことにした」

Aが異性として好きだと自覚し、顔を思い浮かべてみると今まで無かったむず痒い感覚に襲われた

今凪の頭の中はA可愛い好きと言う言葉で埋め尽くされていた

凪「どうすればいいの」

玲「どうって、まあ取り敢えずAにも凪と同じ気持ちになって貰わねえと」

凪「手っ取り早いのは既成事実作ると良いだって」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

玲「んな間違った情報仕入れんな！！」

凪「え、でも俺Aとならいいよ」

玲「お前は良くてもAが駄目だろ！」

携帯で調べ出す凪

めんどくさがりなのは恋愛面でも同じなのか〝素早く事を進める為には〟という記事をみていた

玲「Aに好かれたいならちゃんとした方法でやれ
会えた時は言葉にするべきかもな、あいつ恋愛面においてはめっちゃ鈍そうだし」

凪「でもここにいる内じゃデートも出来なくない、Aと会えるタイミングも少ないし」

玲「んーまあそうだけど」

会えた時は言葉にして伝える、他は…

Aが好きになってくれる方法…

会えなくてもアピールできる事…

柄にもなく頭を動かす凪をじっと観察する玲王

玲「(まさかあの凪が好きな女子の為にここまで考え事をするとわな…)」

凪「…よし。決めた」

玲「お、良いアイディアでも思いついたか」

凪「うん
これからの事をまとめて解決できる方法」

玲「これから？」

人生でもかかってるかの様な凪の言い方につい首を傾げる

凪「玲王、俺頑張ってみる」

玲「お、おう…」