退屈な人生②【ブルーロック】 (ページ13)

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帝「うそ、勝った…？」

貴『勝ちましたねチームZ』

やはり蜂楽さんをきっかけに勝気を取り戻したチームZの人達はあれから見事に逆転勝利

帝「す凄い！！逆転勝ちだなんて！しかもこの棟で唯一負けた事のないチームに！」

絵「アンリちゃん興奮しすぎ。これまだ一次セレクションだから」

帝「そうですけどこれは上がりますよ！

にしてもここにきてあの凪誠士郎君が自分から動いたのは意外でしたね、今までそんな様子は無かったのに」

絵「刺激されたんだろ」

確かに凪さんが自分から動いたのを見た時は驚いた

高校での部活ではいつも御影さんの指示通りに動いていたしそれで通用もしてきてた

貴『(凪さんの中で何か変化があったとすれば絵心さんのいう刺激…)』

その時パッと思いついた人物

それはやはり潔世一

彼が居ることで他の選手達が刺激され更に上を目指そうとするのだろうか______

…

…

…

貴『(御影さんと凪さん大丈夫かな…)』

特に御影さんは勝利への執着が凄い

凪さんと組んで負けると言うことは彼にとってはダメージが大きいだろう

私はいつも通り各選手の部屋前にドリンクとタオルの入ったカゴを置く

「つっかれたー」

「いやぁまさか負けるとは思わなかったよな」

声が聞こえその方向へと顔を向けると、試合を終えたチームVの人達が続々と戻ってきた

貴『(…あれ？)』

「え女子だ！！」

「まじ！？なんでこんなところに！」

私の存在に気づき声を上げる人達

煩い…

斬「ん？Aか？」

貴『剣城さん』

「斬鉄知り合いか！？この人は！？」

斬「ここのマネージャーだっけか
凪と玲王の高校の同級生らしい」

「「(れ、玲王の友達…手だしずれぇぇぇ」」

何を思ったのか近寄ってきたチームVの人達は剣城さんの言葉を聞いた途端私から距離をとった

えっ。私何かしたかな、、、

貴『(いやそんな事より)剣城さん、御影さんと凪さんは？』

斬「あぁあいつらならまだ試合のあった部屋にいると思うけど」

貴『そうですか…』

やっぱり落ち込んでるのかな

私は置いたカゴからドリンクとタオルを2つずつ手に持ち2人のいる部屋へと向かった

…

…

(いた)

部屋に近づくと扉の前でかがみ込む御影さんとそのすぐ横で立ちすくんでいる凪さん

貴『御影さん、凪さん』

私の声に気がつき2人はこちらを向く