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○53* ページ3

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『なんでこんなに酔っ払っちゃったの』



「だって結も一緒だったから楽しかったんだもんっ」



『遅くまで外いたら危ないじゃん、』



「んーーーーもうたつやくーんっ…」









真っ赤なほっぺと、はだけたスーツ





早く会いたかった、なんて言うから
トクントクンと俺の心臓が脈打つ。








嫉妬とかしない俺だけど、
目の当たりにするとやっぱり感じるものはある。









“とられたくない”









これは俺の独占欲。









『A、ごめん』



「ん?」



『…していい?』









酔ってるからなのか、それとも本心なのか




あっさり頷くAに甘えて着てたスーツを順番にベッドの下へ落としていく。









「んっ、…」



『Aっ…好き』



「たつやく、」









よく「たつやくんは優しくて大人っぽい」ってAは言うけど、俺はそんなできた男じゃない。






今だってこうして冴島さんとやら男に嫉妬して、
どうしても俺のだけでいてほしくていとも簡単に抱いてしまってる。




もっとAを大事に扱いたかった…なんて後悔はもう遅くて。












「はぁ、っ!」



『痛い?』



「んっ、我慢できるっ…」



『ごめんね、』









お酒のせいか、いつもよりもトロンとした目で俺を上目遣いで見てくるA





その視線が熱くてこっちが火照りそうになる。









体が熱くて、肌と肌で体温共有して
それがまた気持ちよくて。









「んんっ、あっ、」



『んっ…』









.









ぐったりとした体を無理やり起こしてAを抱きしめる




大きく肩で息するAの背中を擦ると、ぎゅうっと俺に抱きついてきて、









「たつやくん、大好きっ…」



『俺も大好きだよ』









かわりなんていない。





Aじゃなきゃだめなんだ。








他の男なんかに絶対渡さない。

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ゆりりん(プロフ) - 話の内容も素晴らしいほど上手でスラスラと読んでしまいました。ふっかにリアコな私はどストライクです。これからも更新頑張ってください。応援してます! (2019年12月21日 2時) (レス) id: 4be93e9405 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - 華さん» ありがとうございます!嬉しいです! (2019年11月7日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - バナナさん» ありがとうございます!ゆっくりな更新ですけどがんばりますね! (2019年11月7日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 作者様の言葉の選び方がとても素敵で読んでいて毎回キュンキュンしてます^ - ^ (2019年11月7日 0時) (レス) id: 5050dd5593 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - いつも楽しく見させていただいてます!この後の大きな出来事もめっちゃくちゃ気になります笑これからも頑張って下さい! (2019年11月6日 23時) (レス) id: 46f56e27d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:実玖 | 作成日時:2019年10月19日 21時

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