29枚目 ページ29
貴方side
『おっかさーん。これがカレーなんだね、、。』
「そうよ。良くかんで食べなさい。」
「、、何やってるん?」
『カレーを初めて食べる親子の姿。』
「なんやそれ。」
あのあと、シャオロンが食べ終わるまで目の前のカレーを食べられないと言うもはや拷問の様な時間が過ぎ、シャオロンにあーんして貰って食べてる。
「、、これ動画撮ったらショッピ君に高く売れるくね?」
『お前らモグモク不謹慎だとモグモク思わないのかよ』
「はいはーい。口の中に何も無くなってから喋りましょうねー、、。」
そう言って面白いものを見ているようにロボロはスマホで動画を撮り始める。
後で覚えとけよ。
『ごちそーさまでしたトントン美味しかったです。』
「そういや今日は豚肉やったな。トントン美味しかったです。」
「トントン〜!!」
「出荷よ〜!ww」
何てたわいも無い話をしながらテレビを見ているコネシマ達。
ベッドを譲らんと、シャオロンが洗い物をしている隙に寝室のベッドを占領する。
「あっ。歯磨けよ〜!」
『誰かやって下せぇ、、。』
「しゃー無いな。こっちこい。」
そう言ってロボロは洗面所から新しめの歯ブラシと歯みがき粉を持ってきてくれる。
こいつ何気に優しいよな〜とか思いながら、子供の時みたいに歯を磨いて貰う。
「ほれ。あー、、」
『あー、、』
口を大きくすれば丁寧に歯を磨かれる。
なんでコネシマと言い、ロボロと言い、ファザー感が否めないのだろう。
「ん。ぺってしてきなさい。」
『はーい。』
ベッドから立ち上がって洗面所に向かい、口の中にある奴らを吐き出す。
コップの水は掌を器用に使って飲み、一度すすいで終わりにした。
『おーし!私もう寝る!』
「もう寝るん?テレビ見いひんの?」
『そんな夜更かししてるから育たないんだよ?』
「捻り潰すぞ?」
ひーと言いながらロボロから逃げる。
アイツは冗談が通じないのか?
そんなことを思いながら可哀想にもシャオロンは今日も私にベッドを奪われた。
『おやすみ〜!』
「俺今日もソファなん?」
そんな悲痛な言葉は無視してベッドに横になった。
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暗転。
続く
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はゆり - え?皆さん私モテ知っていますか?私すごくその漫画が好きでこの小説で出てきて興奮しました。作者様も私モテのファンだと嬉しいです。(25話) (7月28日 22時) (レス) @page25 id: 647d51317b (このIDを非表示/違反報告)
るーるー。(プロフ) - うお。怖い。これは、、、ホラー?ま、いいや。タイトルからなんかゾクッときてしまいました。展開がとても気になります。更新頑張ってください。 (2023年4月26日 15時) (レス) @page39 id: a2c8966320 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - 大戦犯さん» 解いてます!期限付きなのでどうぞお楽しみください! (2023年3月15日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
大戦犯(プロフ) - パスワードが、パスワードが解かれている!!キェェェェェェェェ(歓喜) (2023年3月15日 14時) (レス) id: 8079df56ee (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ぱんけーきさん» ぱんけーきさんコメントありがとうございます!体の一部ですか?!むしろどこら辺が欲しいのかで話は変わって来ますが、取り敢えずそう言って頂けて、とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:俎 | 作成日時:2022年11月26日 11時