爪一枚【d!】

24枚目 ページ24

貴方side



パスワードをロボロに教え、スマホを開く。
保存してる画像とか諸々覗き見したあと、本題のトントンのメールを確認した。


《カレー作り過ぎたんやけどいる？》


「なんだこのメス。彼女みたいやな。」


『いやトントンはオスだよ。どちらかと言うとシャオロンがメス、、受け、、。』


個人的にはトントンは攻め固定だと思いながら、彼女感溢れるメールに困惑している。
私だって一回ゾムにハンバーグプレゼントしに行ったことあったけどアポ無しで行ったし、確認とってくれるのは流石オカンのトントンだ。


『、、、、、。』


「ん？どうしたんA？」


『あぁ、、いや。何でも無いよ。』


夢の出来事がどうしても頭から離れない。
あのトントンが現実でそんなことをしないとは分かっているのだけど、あの恐怖はどうにもリアルすぎた。


『シャオロン帰ってきたら聞くか。あと個人的にはトントンは攻め固定な。』


「うるせぇ雑食。またにはトントンも受けになるやろ。」


『リバ派かよ。リバが許されるのはコネシマとシャオロンだろうが。』


「その場合どっちが攻めなんやろか、、。」


トントンの一通のメールでそんな話をし始める。
私もロボロも雑食だから薔薇もいけるし、百合もいける。
なんなら美味しく頂くまである。


『ちなロボロとグルッペンは受け固定だから。』


「は？グルッペンはともかく、俺が受け固定なのは解釈ちがいやわ。」


『お前それ言ってて悲しくないの？自分を薔薇に例えるとか、、。』


「ﾀﾋにたい？」


『わー！なんか今すっごくロボロがイケメンに見えた気がしたかも知れ無く無く無くないかも〜！』


笑顔でこっち見ないで笑っちゃうから。


続く


作者は雑食です。
ロボロさんは猫だと思ってます。確定です。

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