俺ほんまに幸せやわ。 (ページ37)

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次の日【勇太side】ページ37

今日は久々のメンバーみんなが休みだったので、廉の所に行く事にした。

もちろんあの話をするために。

ﾄﾝﾄﾝ

海人【寝てるよ？】

部屋にはいると前から痩せ気味だった体は、さらに痩せ、廉の顔もとには酸素マスクがつけられていた。

紫耀【廉なかなかこれんくてごめんな？】

紫耀の目には涙がこぼれていた。

泣きながら何度も何度も廉の頭を撫でていた。

廉【ﾝ...しょ...？】

紫耀【おはよ？久しぶりにみんなできたよ！】

玄樹【廉？いきなりだけど、メンバーに隠してることない？】

廉【もしかして流星話したん？】

流星【ごめんやで。でもな？こんな大事な事黙ってたあかんとおもってん。
だって考えてみて？きっとこのメンバーやったら確実に廉がもしもいなくなったとき攻めてしまうとおもうんよ。それ一番わかってﾝの、すぐ近くで見てきた廉じゃないﾝ？】

廉【そやけど、メンバーの悲しむ姿みたないんや！】

紫耀【廉？俺らが一番辛いんはなにも言わずに廉がいなくなることや。】

優太【廉？俺らなりに昨日考えたんだけど、アイドルの永瀬廉に戻らない？】

岸くんが話を切り出すと、廉の顔色が変わった。

玄樹【前に話してたよね？アイドルに戻りたいって。】

廉【それは昔のはなしや。しかも俺の病気はまだ治ってへん。玄樹？その話しは病気が治ってからの話しやろ？俺はまだ治療続けて病気直すんや。だからまだ家には帰らへん。】

廉の意思ははっきりしていた。

紫耀【わかった。廉がそういうんやったらサポートする。無理だけはするなよ？】

廉【わかった】

メンバー一人一人の表情を見ると納得していたみたいだったけど、俺一人納得はいかなかった