俺ほんまに幸せやわ。 (ページ19)

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久々の6人の食事【紫耀side】ページ19

岸くんと途中廉が手伝ってくれたおかげで早くご飯の用意が終わった。

紫【廉？悪いけど皆呼んできて？】

廉【わかった！】

優【俺いくって！】

そういいながら行きかけた岸くんを俺は止めた。

紫【廉いってきて？】

めっちゃ嬉しそうな顔をしながら廉は皆の事を呼びにいった。

紫【あいつのお願いやねん。次病院戻ったら今度はいつ帰ってこれるかわからんから、この5日間は病気になる前の自分でいたいって。】

優【お前それどう言うことや？】

紫【前の治療効果がなかったって。一時帰宅が終わったらさらに強い薬が廉の体の中に入ることになるって。あいつには全部話してある。その治療を受けながら骨髄ドナーを待つって事も。】

優【俺その検査受ける。望みがあるなら廉の力になりたい。】

先生に聞いた事を岸くんに伝えると...

廉【皆ご飯前にごめん。集まってほしいんや？】

海【なに？】

廉【あのな？俺骨髄移植受けへん。メンバーから体の一部もらうやなんてことしたない！薬の治療ももう嫌や。アイドルの永瀬廉に戻りたいんや？】

玄【何いってんの？そんな事したら死ぬことになるんだよ？少しでも望みあるんだったらその望みにかけて生きてよ！やだよ。廉がいなくなるなんて。お願い！生きて！！(..)】

廉【玄樹にはわからんねん。点滴で体の中に薬が入っていって、終わったと思ったら副作用に苦しめられることが怖くて怖くて怖くて、逃げれんことが。】

玄【わかんないよ！でも嫌なの！廉が隣にいなくなることが。俺はそれが一番怖いの！】

俺は静かに立ち上がって玄樹と廉を抱き締めた