俺ほんまに幸せやわ。 (ページ17)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:36,686 hit

久しぶりの我が家【廉side】ページ17

車で玄樹にもたれ掛かりながら寝てたら、あっという間に家についてた。

廉【紫耀。運転ありがとうな！】

紫【そんなん気にせんでエエからはよ家入ろ？】

紫耀に言われて久しぶりに我が家の前に立つと、半年ぐらいしか経ってへんのになんか10年も帰ってきてへんみたいな感じですごく懐かしい感じがした。

しばらく家の前で入院の日の事を思い出して、端の奥がつーんって痛くなって泣きそうになった。

俺は泣きそうになったのをこらえ、思いっきり玄関のドアを開けて大声で

廉【ただいま！！！】

って叫んだら

玄勇優紫海【お帰り！】

の声と共に...ﾊﾟｰﾝとクラッカーが鳴り響いた。

リビングにはいると壁には

｛お疲れ様！僕のこと頼ってくれてありがとう！悔しいけど廉のことお兄ちゃんって仕方ないから認めてあげる。海人より｝

｛お疲れ様。まだまだ辛い治療は続くけど一緒に乗りこえていこな？これからも俺らはお前のみかたやからな？一人で抱え込むなよ？紫耀より｝

｛俺こういうの苦手なんだよね。でもお疲れ様！今日は病気のことなんか忘れて思いっきり楽しめ！勇太より｝

｛あんまり近くにおれんくてごめんな？正直お前が辛そうにしてんのみるのが辛くて、仕事を理由に逃げてた。ほんまにごめん！今度は廉がいやがるぐらい近くにいたるから、覚悟しとけよ！優太より｝

｛廉ごめんね？俺お兄ちゃんらしいことできてないよね？でもねわかってほしい。廉が怖いって思うのと同じで、俺たちも怖いってこと。廉には俺たちがついてるから！何かあったら弱音でも何でもいいから話してね？玄樹より｝

ひとりひとりのメッセージに俺は涙が溢れてきた。

皆の方を見ると優しく微笑んでくれるメンバーがいて、もうプライドとかどうでとよくなった。

廉【俺ほんまに幸せや！みんなに出会えてほんま幸せや！みんな好きやねん！ほんまに好きやねん！これからもそばにおりたい。だからみんなこれからもよろしく。】

なきなが伝えるとみんな満面の笑みで俺を中心に抱きついてくれた。

改めてこのメンバーでであってデビューができたことこの奇跡に心から感謝した。