23食目。 ページ27
それから数ヵ月が通過した、ある朝の日のこと。
セレナは皇家の使いに悩ませていた。
「だから、さっさと収集に応じろ、と言っているんだ！」
「ですが………」
セレナはずっと彼らを無傷で帰そうと思っていた。
別に(土に)返してやってもよかったが、彼女は自称・温厚な性格なのだ。
無駄な殺生はしたくない。
しかし、ポロはそういった我慢が出来ないようだった。
今まではなんとか無傷でお帰りさせることができていたが、殺してしまったなら仕方ない。
ポロは身体中を真っ赤な返り血に染めながらゲヒヒと笑った。
セレナはもう、気にしないことにした。
地面からは白い肌の人間……屍兵が出てきた。
バニカもやる気なようである。
(私のこれまでの苦労は一体……)
セレナは大きなため息をはいて、右手に炎をだした。
プラトニックのときに反省したのか、前よりもずいぶんうまくなった魔術。
狙ったところに炎を出すぐらいは出来るようになった。
まだ戦闘に使えるほどではなかったが、相手は魔術に耐性のない相手。
いきなり炎が現れて、為す統べ無しといった感じだ。
セレナは若干楽しくなってしまい、ふふと小さく笑いを溢した。
なお、今回の戦いでの相手の生存者はゼロ。
屍兵に殺られたのは5割、ナイフが2割、魔術が3割だった。
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いんく(プロフ) - 桜猫さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。一ヶ月一冊ペースで進めていくつもりですので、こちらもよろしくお願いします。 (2016年8月5日 19時) (
レス) id: 8afac89c30 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫 - こちらも読ませていただきます( ^ω^ ) (2016年8月3日 11時) (レス) id: 3524d9e2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いんく | 作成日時：2016年8月1日 22時
