ちょこまーぶる ページ40
そのまま着替えてみんながいるところに向かう。
すると、またFFI管理局の人が現れる。
そう、この手口は鬼道さんの時と同じ、
ドーピング疑惑のやつだ。
「野坂悠馬、ロッカーの中を調べさせてもらう。」
「ちょ、だめ…いっ」
足がまだ痛くて、直ぐに駆けつけられない。
「このケースの中身はなんだ!」
「…何!?」
そう、管理局の人が箱を開けると、
そこに入っていたのはドーピングの薬ではなく
カラフルなチョコマーブルだった。
「あぁ、それですか。チョコマーブルですよ。
試合の後って甘い物食べたくなるんですよね。
あ、良かったらおひとつどうぞ。」
すると管理局の人は困り果てていた。
「Aちゃんも、いる?」
「あ、貰います!!」
早く歩けない私の元にやってきて
チョコマーブルを私に渡す。
大事に食べようと思って、
噛まずに口の中で溶けさせる。
こんな風に、私の気持ちも溶けて
無くなってしまえばいいのにな。
なんて考えてしまった。
その後みんなで集まっていると、円堂先輩が現れる。
「ただいま」
「キャプテン、もう大丈夫なんですか!?」
「あぁ。」
「良かった、心配しました円堂さん。」
「心配かけて、悪かったな。」
「円堂先輩、お帰り」
「おう、ただいま。って泣くなよA。」
「だって、円堂先輩まで居なくなっちゃったら」
「大丈夫だ。俺は居なくならない!」
円堂先輩を見た瞬間涙が出てきた。
めちゃくちゃ心配したんだよ円堂先輩。
中心となる3人が全員居なくなったら
どうしたらいいかわかんないもん…。
「ううっ」
「だーいじょうぶだって。な?」
慣れた手つきで私の頭を撫でる。
懐かしいな、なんて。
「初めまして、円堂さん。お会いできて光栄です。」
「おぉ!野坂じゃないか!やっと復帰できたのか。
お前がいれば、100人引きだな!」
さっきと打って変わって喜ぶ円堂先輩。
そのまま話はこの大会、FFIの話にうつった。
「俺たちは、サッカーをやっていくしか
ないんじゃないのか。」
「でも、こんなんじゃまともな試合
出来ねーだろうよ!」
「そうでもないだろ。現に戦ってきたチームは、
おかしなこともしてきたけどちゃんとサッカー
強かったじゃないか。」
そう、円堂先輩の言うとうりだ。
相手チームはおかしなこともしていたが、
サッカーの技術だけは確かだった。
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れもん。(プロフ) - 虎倉瀬さん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張ります (2022年10月11日 18時) (レス) @page40 id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
虎倉瀬(プロフ) - この作品の夢主ちゃん可愛くてめっちゃ好きです!!!これからも更新頑張ってください!!!!! (2022年10月9日 9時) (レス) id: 65921fec64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れもん。 | 作成日時:2022年3月5日 0時