蒼色の人狼 ページ22
「おつかれ、一星くん。」
「あ、お疲れ様です。」
ゆっくりと距離を縮める。
何故、彼がこんなことをするのか、
突き止めたかったらから。
「ねぇ、ちょっとお話しようよ。」
彼女の怪しい笑顔は、彼をも震えさせた。
そのまま人気のないところに連れていく。
「ちょ…春瀬さん?どうしたんですか。」
いつもと雰囲気違いますよ、なんて言われた。
「…なんでレーザーなんか向けたの、?
貴方は、日本代表。つまり味方でしょう。」
そう、何故彼が悪質な行為を
しているのか分からなかった。
「…何を言い出すんですか?僕はそんなこと」
「とぼけないでよ。見てたんだよ、この目で。
君は……何がしたいの?」
なんとも言えない表情で彼を見つめる。
すると、ニヤリと怪しく弧を描くように笑う。
「…まさか、アンタにバレると思ってなかったよ。」
鋭い目付きでこちらを見る。
「…やっと本性を表したね。一星充くん。」
「何でこんなことをしてるか、教えて欲しい?」
「勿論。」
即答で答えるが、彼の表情は変わらない。
「お前らみたいなやつが気に入らない。
俺の計画を邪魔しようとする奴らが。」
「…計画ってなに。」
ゆっくりと後退りをする。
トン、と背中が壁にぶつかってしまった。
「…やばっ。」
追い詰められた獲物のようになってしまう。
彼は私の顎をくいっとあげるとこう呟いた。
「あまり深くまで入り込むと、
"オリオンの使徒"にさせるからな。」
言い換えれば、
"余計なことをすれば直ぐに捕まえる"
と言っているようなものだろう。
彼の瞳が、キラリと光った気がした。
まるで人狼のように───。
〈お知らせ〉
※野坂さんはちゃんと次の
試合から出ることになってます。
また、野坂さん落ちですが、
主人公と一星くんは親友にしたいと考えているので
一星くんとのシーンが多いのはお許しください。
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れもん。(プロフ) - 虎倉瀬さん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張ります (2022年10月11日 18時) (レス) @page40 id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
虎倉瀬(プロフ) - この作品の夢主ちゃん可愛くてめっちゃ好きです!!!これからも更新頑張ってください!!!!! (2022年10月9日 9時) (レス) id: 65921fec64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れもん。 | 作成日時:2022年3月5日 0時