1+1=LOVE＊That's LOVE＊〜Donghae〜

30:全部が好き ページ30

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大きな波が押し寄せてくるけど、踏ん張ってる片脚はもう限界で

もはやﾄﾞﾝﾍの首にぶら下がってる状態がツラくて(汗)



「ﾄﾞ、ﾝﾍ…」

「ん、どした？」



なおもあたしの腰を引き寄せてはゆっくり押し上げる動きに痺れは増すばかりで…



「ちょっともう…限界…」

「ぁ……ごめ、ん(汗)キツかったよね？」

「ん…っ！」



よいしょって、グッと抱き上げるようにもう片方の脚も持ち上げられて


これは…抱っこ状態(汗)

しかも、二人は繋がったままの状態なわけで

見えはしないけど、それを想像するとおかしくて笑えてくる



「ヤダ、変な格好(笑)」

「笑うなよ、萎えるだろ」

「だって」



ウソ、萎えるどころかもっと大きくなってるくせに



「このままでもいいけど……ツライよね？ベッド、行こうか」

「んん、ぅん…」



より密着してるせいで、耳の中に送り込まれるﾄﾞﾝﾍの声にも感じてしまう

名残惜しそうにあたしを降ろして、濡れて張り付いた髪を指で避けて


おでこにちゅ…とキスして、そのまま唇を滑らせて瞼から頬、そして耳朶にも

降ろした手であたしの手を取って指環が嵌められた薬指にも


ああ、この人はなんでこんなに甘いんだろう？

新しい柔らかいバスタオルで頭から包まれて、されるがままのあたし



「よし、もういいよね？」



まだちょっと乾いてないけど

きっと、すぐに蒸発しちゃうよね、2人の熱で



「ねぇ…」

「ん？」

「声…」

「声？」

「ん、オレの声、好きなの？」

「え！？な、なんで」

「だって…」



オレの声にナカが反応してたよ＿_

そう耳に唇を付けたままで甘く囁く意地悪な人



「バ、バカ////」



図星を言い当てられて、火照る頬を押さえながらﾄﾞﾝﾍの横をすり抜けたら



「A、かわいい」

「ちょ、きゃっ」



伸びてきた腕でそのまま抱き上げられて、裸のままベッドまで運ばれた


薄いカーテンの向こうでは大邱の街並みがネオンで煌めいて

その灯りだけが射し込む部屋で


ベッドに降ろされて、両手を少しヒヤリとするシーツに縫い付けられて

視線が絡む間もなく甘いキスが降りてくる


甘いリップ音をさせて何度も食まれて

薄く開いた唇を割って入り込む舌がひとつひとつ歯列をなぞるように艶めかしく動き回る


この人のキスは、なんて気持ちがいいんだろう


ただ唇を合わせてるだけじゃない、身体中全部が触れ合ってるような感覚


あたし…この人の全部が好きすぎる



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