32:キス、していい？ ページ32
*
「オレに言わせて？ヌナ、ヌナを傷つけてごめん。オレがバカだから…
ホントに申し訳なくて、情けなくて……もうヌナに嫌われた、ってそう思った」
「ﾄﾞﾝﾍ…」
少し、震える声
だけどあたしを見つめるその目は真剣で、恥ずかしいのに逸らすことが出来なくて…
「誤解だって言いたくて、でもオレうまく言えなくて…」
「営業は上手だよ？」
「営業はマニュアルがあるじゃん」
ﾄﾞﾝﾍのは…マニュアル通りじゃないと思うけど(笑)
「とにかく！誤解だから！ね？
オレは本気で、ヌナが好きなの！わかった？」
「は、はい」
「よし！」
よし！って…(笑)
なんか…
ﾄﾞﾝﾍのしてやったりの顔がおかしくて、思わずふきだしてしまった
「あ、笑った」
「え？」
「ヌナ、やっと笑ってくれた」
「………」
「やっぱりヌナは笑ってる方がいいや」
そう言って、鼻をすんっと鳴らしていたずらっ子みたいに笑った
ﾄﾞﾝﾍだって…あなたの笑顔が、どれだけの人を幸せにするか
わかってるのかな？
「あたし……自信なくて…」
「え？」
「だって、あたしはﾄﾞﾝﾍより年上だし、全然かわいくないし」
「ヌナはかわいいよ？アノ時だって…」
「ちょ！/////その話は今しないで！」
「………ごめん」
「とにかく、あたしは逃げてたんだってわかったの。
あたし……も……ﾄﾞﾝﾍが………」
「ん？」
恥ずかしくて、うつむく私に顔を近づけるﾄﾞﾝﾍ
ち、近い……////
「………だから……あたしも……すき……」
「ホントに？」
「………」
「ね、ヌナホント？」
「ほ、ほんと……きゃっ！」
「やった！！」
「く、苦しいﾄﾞﾝﾍ(汗)」
「あ、ご、ごめん、嬉しくてつい」
いきなりぎゅうぎゅう抱きしめられて
もちろんフロアには誰もいないけど、恥ずかしくて顔が火照る
「大丈夫？」
「……大丈夫」
「…………」
「？」
急に無言になるから………
気になって顔をあげたら
チュ
「！」
「キス、していい？」
は？
なんでしてから聞くの？
って言おうと口を開いたら
「ん………っ」
今度は、まるで食べるみたいなキス………
何度も何度も角度を変えて重なる唇に
ここが会社であることさえ、忘れてしまいそうになる
でも、頭の中でチカチカ点滅してるシグナル
残ってる僅かな理性で思いとどめた
*
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さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉこれからもよろしくお願いします♪ (2014年11月24日 21時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、ありがとうございます♪引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 読めました。更新楽しみにしています。 (2014年11月24日 21時) (レス) id: a4dd4acfd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 見れました！ 本当、続きが読めて嬉しいです！ (2014年11月24日 19時) (レス) id: 6061a04eaa (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、新しいお話読めてますか？編集中だったのでパスワードをかけさせてもらってました。言葉足らずですいませんでしたm(._.)m (2014年11月24日 17時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年9月24日 19時
