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24:分からず屋なオンナ ページ24

*



「あの……」

「すみません、急に押しかけちゃって。でもどうしても話を聞いて欲しくて」

「はぁ」



2人が同じ会社の社員だということは社員証でわかるものの


営業以外ではあまり接点がないため見覚えもないし……



どこかで会ったことあるかな?



「オレはイ・ヒョクチェって言います。でこいつは後輩のチョ・ギュヒョン」

「どうも」

「どうも…で……どう言ったお話ですか?」



一人はにこやかではあるものの、もう1人は私をじっと無言で見つめてて


休憩室の一角、この時間になるとほとんどの人が退社したこの場所は


シンと静まり返っていて余計に緊張感が高まる



「実はオレたち、ドンヘの友達なんです」

「え…?」

「ドンヘのヤツ、かなり凹んでて……それで」

「すみません、ドンヘの話ならあたし、聞きたくないんで」

「え?いや、あの!」

「ヒョン!だから言ったでしょ?こんな人に何言っても無駄だって」



立ち上がって、その場を離れようとした私の背中に投げかけられた声にビクリとした


振り向くと、テーブルの向こう立ち上がって、あたしを睨みつけてる



「こんな人?」

「ちゃんと話も聞こうとしない分からず屋なオンナなんですよ、もう行きましょう!」

「ちょっと待って、それどういう意味?被害者はこっちなんですけど!
なんで見ず知らずのオトコに分からず屋扱いされなきゃいけないわけ?」

「だってそうでしょ?本当かどうかわからない、あなたが言うところの
見ず知らずのオトコの話を鵜呑みにしてドンヘヒョンの話は聞こうともしないくせに!」

「それは……」



正論過ぎて返す言葉がなかった……



「おい、キュヒョナやめろって。ドンヘが落ち込んでてどうしようもないから
助けてくれって言ったのお前だろ?
すみません。偉そうに言って。少しで済みますから、座って聞いてください」



「………」

「あいつ……ここんとこずっと塞ぎ込んでて…
理由聞いたらあなたをすごく傷付けてしまったって」

「賭けをしたのは事実なんでしょ?」

「いやあれは違くて……」

「じゃあ、なんでお金を?」

「すいません!!」

「え?」



いきなり立ち上がって、ヒョクチェくんは深々と頭を下げた



「ちょっと、なんであなたが謝るの?やめてよ」

「いや、それは俺にも責任があるんです」

「どういうこと?」



………意味がわからない




*

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さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノこれからもよろしくお願いします♪ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、ありがとうございます♪引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 読めました。更新楽しみにしています。 (2014年11月24日 21時) (レス) id: a4dd4acfd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 見れました! 本当、続きが読めて嬉しいです! (2014年11月24日 19時) (レス) id: 6061a04eaa (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、新しいお話読めてますか?編集中だったのでパスワードをかけさせてもらってました。言葉足らずですいませんでしたm(._.)m (2014年11月24日 17時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらこ | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/  
作成日時:2014年9月24日 19時

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