19:デジャヴ？ ページ19
*
「じゃあ、仮契約のお祝いってことで…」
「乾杯」
あの夜と同じ店、同じシチュエーション
デジャヴ？
ううん、もう二度とあんなヘマはしない(汗)
正体無くして…なんてことがないように
今日はﾄﾞﾝﾍと一緒にジンジャーエールで乾杯した
「そこはもう契約ってことでいいんじゃないですか？」
「まだダメよ、明日になったら気が変わったって言われるかもしれないでしょ？」
「それは無いです！」
「でもホントに出来るの？メンテナンスに修理技術料無料だなんて」
「それは大丈夫。うちの宿舎に一人ヲタクがいて、そいつに頼んだから」
「でも、その人だって仕事があるし…それに報酬だって…」
「あー、そこも大丈夫。修理もメンテナンスもあいつにかかれば朝飯前だし
それに報酬だってワインとゲームがあればいいヤツなんで」
「メンテナンスや修理費用だって会社には大事な収入源な訳で…」
「それを差し引いても今回の契約は大きいって部長も喜んでくれたじゃないですか」
「それはそうだけど…」
そこまでして、ﾄﾞﾝﾍが得るものってなんなの？
『この契約取れたらオレのことちゃんと考えてくれる？』
まさか、本気であたし……？
「それで……」
「え？」
ジンジャーエールのグラスに付いた水滴を指でそっと拭って
不意に顔を上げたﾄﾞﾝﾍと視線が絡み合う
絡んだ視線は逸らすことも出来なくて、身体が熱くなるのを感じた
「答えは？」
答えって………
「いや、でも…」
「1+1だよ？ヌナ」
「あ、ああ！そっちね！(汗)」
「そっちって(笑)何だと思ったの？」
「ううん！それだと思ってたわよ？」
「クスッ何動揺してるの？」
「べ、別に何も！？」
ああ、もう、なんかﾄﾞﾝﾍの方がずっと余裕
「それで？わかった？答え」
「それは……まだ、、」
「そう…それじゃあそれはまた今度ってことで…本題の返事は？」
「ほ、本題！？」
「ヌナ、もうわかってるでしょ？」
今まで…何でもないフリをして大人ぶってうまくかわせてたつもりだったけど
ﾄﾞﾝﾍの真っ直ぐな瞳で見つめられたらもう何もかも、見透かされてる気がして…
「………ちょっと…ごめん、お手洗い」
いたたまれなくなったあたしはトイレに逃げ込んだ
*
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さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉこれからもよろしくお願いします♪ (2014年11月24日 21時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、ありがとうございます♪引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 読めました。更新楽しみにしています。 (2014年11月24日 21時) (レス) id: a4dd4acfd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 見れました！ 本当、続きが読めて嬉しいです！ (2014年11月24日 19時) (レス) id: 6061a04eaa (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、新しいお話読めてますか？編集中だったのでパスワードをかけさせてもらってました。言葉足らずですいませんでしたm(._.)m (2014年11月24日 17時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年9月24日 19時
