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13:家族の話 ページ13

*




ふと、コーヒーを持つ袖口に目が行く



「あ、ボタン…」

「え?」

「取れそうになってる」

「ぁあ…ホントだ、気づかなかった」

「脱いで?」

「え?」

「ほら、脱いで?付けてあげる」

「ヌナが!?」

「なによ、出来ないと思ってる?」

「ううん!じゃなくて、ヌナにボタン付けてもらえるなんて嬉しくて!!」

「大げさね(笑)」



ご褒美貰えるワンコみたいに顔を輝かせて


急いでジャケットを脱ぐドンヘが可愛く見えてしまう


こういうこと、今までならだらしないなぁって思ってたのに調子狂う



「そういえば……どうして今でも宿舎に?確かあそこは5年まででしょ?
6年目で宿舎いるって珍しいね」

「ぁあ……実はオレ、借金払ってて」

「え!?」

「あ!違う違う!!変な借金じゃないから!!」

「ビックリした…」

「………うち、早くにアボジが亡くなって…
オモニはオレとヒョンを苦労して育ててくれて……
それで、オレたち一生懸命働いて
やっと去年店を始めさせてあげることができたんです」

「そうだったんだ…」

「だから、借金返すまでは宿舎で頑張ろうと思ってて」




初めて聞いたドンヘの家族の話


ワイシャツ姿のまま残りのコーヒーを飲み干すドンヘが急に大人びて見えて……



「………」

「ヌナ?」

「え?」

「もしかして今、オレのこと見直した?」

「そ、そんなんじゃないから!!」

「ホントに?」

「ホントに!/////」

「ホントのホントに?(笑)」



こいつ……

どうやったら自分がかわいいか知ってる!?

絶対確信犯!!



「出来た!」

「うわ、ヌナありがとう!(ニコッ)」

「ど、どういたしまて///」

「ヌナ、お礼にお昼ご馳走しますから行きましょう!」

「え?いいよそんなの」

「そんなこと言わずに。この近くに美味しいチゲの店があるんです」

「へえ…」

「って実は、今話したオレんちなんです」

「え!?」

「え?」

「いやいやいやいや、それはダメよ!」

「どうして?」

「だって!オレんちってことはお母さまだっているわけでしょ?」

「うん、まあ普通に?ヒョンもいますよ」



ちょっと待って、そんなとこ行けるわけないじゃない!!




*

14;複雑な想い→←12:ホント?



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さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノこれからもよろしくお願いします♪ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、ありがとうございます♪引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 読めました。更新楽しみにしています。 (2014年11月24日 21時) (レス) id: a4dd4acfd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 見れました! 本当、続きが読めて嬉しいです! (2014年11月24日 19時) (レス) id: 6061a04eaa (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、新しいお話読めてますか?編集中だったのでパスワードをかけさせてもらってました。言葉足らずですいませんでしたm(._.)m (2014年11月24日 17時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらこ | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/  
作成日時:2014年9月24日 19時

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