狂愛 1

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ステージが終わり皆さんが舞台裏に帰ってきた。







今日はランキング形式では無い音楽番組なので、収録はこれで終わり。








汗だくの皆さんにタオルを渡すために袖口で待機する。







順にステージから戻ってくる皆さん。








どのメンバーも安心し、満足した顔つきだ。








ジンさんも本番中、さすがプロ。









痛がる素振りを全く見せず見事にやり切った。








でも、実際は相当足にきているらしくステージから降りた瞬間笑顔が消え崩れ落ちそうになった。







JM「ジンヒョン！！大丈夫ですか！？」








近くにいたジミンさんが直ぐにジンさんを支えた。









そして、顔を歪めながらあたしの前を通っていった。






もちろんの事、メンバーは誰もあたしに見向きもしない。








いつもの事だから、それほど気にならないけどね。








JH「貰ってもいい？」







「え？……あぁ、はいどうぞ」








ジェイホープさんに、喋りかけられて一瞬止まってしまった。








JH「す、凄いタオルふわふわだね！！」









「そうですかね？」









どちらかと言うとこれ安物のタオルだからゴワゴワしてると思うんだけど。









JH「……ふわふわだよ！めっちゃフワフワ！！
このタオルはふわふわ！！」









なぜか、凄い必死にこのタオルがフワフワだと連呼するジェイホープさん。








なんなんだ。








「はぁ……？まぁ、フワフワですかね？」







JH「うん！！！フワフワだよ！」









異常に元気なジェイホープさん。






今、収録終わったばっかなのに凄いな。







そして、鼻息荒いな。







いつもは、喋りかけてなんか来ないのに…







何か言いたいことでもあるのかな。







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