先生？ [N.T]

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: you









知らなかった、

そんな過去があったなんて。


いや、知らなくて当然なんだ。






もっと教えてよ、隆弘のこと。


全部知りたい、隆弘の全部を、









.









全てを話し終わった隆弘の頬を

涙が伝った。





その涙が綺麗で儚くて、

涙で濡れた頰にキスをした。









西「……かっこ悪いよな…、重いよな、こんなの…、ごめんな、？」


「…ううん、かっこ悪くなんかないよ」

「……だって、それが隆弘の "愛のカタチ" でしょ…？」









わたしもなぜか涙が溢れて

隆弘をぎゅう、と抱きしめた。









西「……Aっ、」


「…わたしは離れていかないよ、ずっと隆弘のそばにいる。」


西「…どんな愛でも受け取ってくれる、？」


「…っ、もちろんだよ、隆弘の愛ならどんなカタチでも受け止めるから…」









隆弘はわたしを力強く抱きしめた。

離さない、とでも言うかのように。

強く優しく。









西「…A、…あいしてる、」


「わたしも、……あいしてるよっ、」









わたしたちは

引き寄せられるように

唇を重ねた。







.







隆弘の愛情表現が

" 束縛 "というカタチでも

愛してる、ということが

伝わるなら

わたしは受け止めるよ。






少し歪んでいるかもしれない

少し怖くなるときもあるかもしれない

でもそれは

愛してくれているからこそでしょ？






だから

いくらでも

受け止めよう。



隆弘の愛なら

痛くないから

苦しくないから








わたしにたくさんの愛をください。


わたしにたくさんの愛を刻み込んでください。


隆弘から離れられなくなるように


ココロもカラダも隆弘のものにして。

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