コートに舞う天才ペテン師

触れないで ページ22

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ある日、練習終わりに何故か俺と関田の部屋に大量の男が集合した


祐希に西田にマサ



…男くせぇ！！てかせめぇよ！！休憩所行けよ！！

なんて思って10分後





「ーーはい俺のかーちー！！まじ三連勝！まじてんさーい！！」

石川「なんで？強すぎない？笑」

西田「ペテンだ！ペテン師だ！！」

「おい！！俺は普通に強いだけだ！！」

関田「高校ん時からババ抜き強いよね」

柳田「一回も負けたことないもんな、コイツ」

「私、ババ抜きも得意なので！！」




そう盛り上がる中、ついていたテレビが聞きたくない名前を流す



"さぁそしてトルコで活躍するサッカーの神 唯人選手がーー…"




西田「…うわぁ！神やん！！」

石川「あ、あの天才って言われてる？」

「…あー！ちょっとトイレ！！先にやってて！」

柳田「A？」

関田「…俺も！！」





耳を塞ぐように声を張り上げ、バタバタと部屋を出れば関田が慌ててついてくる。




関田「…大丈夫？」

「んー？んだよ連れションかよきもちわりぃな！！」

関田「A！！…大丈夫？」

「…大丈夫だよ、大丈夫！！トイレ行きたかっただーけ！！」

関田「ならいいけど。…コーヒーでも飲んでいく？」

「お前喧嘩売ってる？俺コーヒーだぁぁぁいっきらい！！」

関田「知ってる笑」




…ダメなんだ。

あいつの名前を聞くだけで気分が悪くなる





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