コートに舞う天才ペテン師

つまんない ページ4

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「ーーつまんない」

石川「へっ？」

「つまんなくね？なんか単調すぎる」




正ミドル争いが火花を散らす今日この頃

関田にしごかれたゲームマッチを終え、もう1組のゲームマッチを見学

隣にいる祐希も、なんとなく気持ちは伝わったらしい




「ぜーんぶさ？もう散々やって、でも勝てなかったんっしょ？
新しい事しよーぜ、まじで」

石川「新しい事…ね」

「そう！！NEWジャパン見せちゃおうぜ！」



なんて祐希の肩を持てば…



清水「…例えば？」



祐希の背中からごりっごりの男性が…




「げっ…清水さん聞いてたんっすか？」

石川「ずっと隣にいたけど笑」

「言ってよ祐希！！俺清水さんちょー怖いんだから！！」

清水「なんか案は？あるん？」

「聞いてないしぃ…まぁでも一つ！アタックラインにあげたボールはスパイカーだけのものっすか？」

石川「そうは言ってないけどさ、でもリベロとミドルには…」

「フェイクトスは？スパイカーからスパイカーにしか無理なの？」

石川「…え、あっ、もしかして」

「もしも二枚ブロックが祐希や西田に釣られたら、かなり手薄じゃん

やるしかなくない？」




より良い戦術を見つけるため

目の前の大会でメダルを取るため



望む結果にするために、確実な戦術を見つけてやらなきゃいけない

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