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お似合い、やった。
俺よりも、数倍。数百倍お似合いやった
「あれ？神ちゃん遅かったなぁ」
「あ、ごめん」
「Aはっ？流星も2人探しに行ってんねんけど」
「…おるよ、流星とAちゃん。一緒に」
「……神ちゃん、やるか？当たらんくても楽しいで」
「しげは一言多いわ笑 まぁやるけど」
何か言いたげなのんちゃんを見て見ぬ振りして、久しぶりにバットを握る
球がバットに当たる事はなかったけど、2人が仲良く戻ってくる姿を見んくてよかったとは思った
「神ちゃんちゃんと一緒におってや！！！ナンパされてんで？A」
「ごめん」
「…まぁまぁ、流星そない怒んなって！Aが眉毛シュンってなっとるから」
「……"ごめん。イライラしすぎた。もう、絶対離れんなよ"」
その後、流星はAちゃんの隣を離れる事はなかった
それと同時に、俺との距離は縮まる事を知らず振り出しに戻ったようで。
「おつかれ！またな！」
しげの家に着き、俺は一人で帰路についた。
Aちゃんはのんちゃんと流星に守られるように帰って行って
「ーーだっさ。ほんまに」
目を離したことも
謝れへんかったことも
全部、全部イライラした
手話で会話できないのも
ただの俺の勉強不足やのに
目を離した俺の責任やのに
全部、全部が嫌になった
ーーそれくらい、Aちゃんが好きやった。
脳裏に焼きつく流星とAちゃんの姿を消し去りたかった
「…はよー」
休日が開けた月曜日。
専攻の学科が違うしげとお昼にようやく会った
「…神ちゃん」
「なに？」
「ごめんな？土曜日」
いつもの元気が消えたしげがいきなり謝る
親子丼を食べる俺の手が止まる
「まさかさ、あんなんなるとは思わんくて。
俺の電話が原因やろ？ごめん神ちゃん」
「ええって、もう。」
「やって！…神ちゃん、元気ないやん」
「寝不足なだけやって」
「…Aちゃん、心配しとった。返事ないって」
「そ、っか」
「返事ないの、寂しいって」
「なんでわかんねん。しげ手話できんやろ？」
「…わかる。やって、今の神ちゃんとおんなし顔しとったから」
"返事、返すんやで？約束や"
そう言って、食べ終わったしげが席を立つ
湯気がすっかりなくなった親子丼を見つめてれば
"…ガラッ"
しげがおった目の前の椅子が引かれ、誰かがそこに座った
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みこ(プロフ) - まりんさん» こちらも読んでくださってるんですね！ありがとうございます！！！期待に応えられるように頑張ります！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: c6a330bc5b (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2019年5月18日 21時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこ
| 作成日時：2019年5月17日 14時
