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こうしてやって来たのは沢山のスポーツで遊べる施設
「ーーえ、嫌や」
「嫌やいうても着いてしまったしなぁと、も、くんっ」
「誰がともくんや！ともくん言うな！」
やたらテンションの高いのんちゃん
いつのまにか眠ってた流星
相変わらずのしげ
そして楽しみなのか、笑顔が絶えないAちゃん
…かっこ悪いとこ、見せたないねんけどなぁ。
「"料金、後払いやって。危ないから、絶対誰かの側におること"」
「"球技中は神ちゃんがおススメやで"」
「おい！流星余計な事いうな！」
「"神ちゃん、球技下手やから"」
「ぶははははっ！もうバレたやん神ちゃん！笑」
「しばく。解散したら1人ずつしばく」
Aちゃん私も球技苦手なの。仲間だね
…あぁ、いらつきが浄化される
って俺単純かって。
そして結局球技ばかりやるあの3人。
体力のないのんちゃんをしげがからかってバトルが始まったり
「ーーえっ？"どした？"」
隣で3人を見ていたAちゃんが立ち上がったから慌てて肩を叩いた
「…"ちょっと"やんな？」
手話じゃ無理だ、と思ったAちゃんに手を引かれて着いたのはお手洗い
「…あっ。」
"まってて"と手話で言われ、大人しく待つ事にした。
"ヴー、ヴー"
壁に寄りかかると、しげから着信を受けた
「神ちゃんどこ？」
「あー、ちょっと」
「いや何処やねん笑」
「お手洗い」
「…あー、おっけ。俺らバッティングの方行くなー」
トイレとは違う方を向いて喋っていた俺
しげと会話をしてる間に、俺を探したAちゃんがトイレから出てきたなんて知らず
待ち人が消えたトイレの前で待っていた
「ーーえ、遅ない？…もしや」
慌てて周りを見渡す。
バトミントンにも、テニスコートにもAちゃんはおらんくて
やけに広く感じるこの場所を探した
ーーあっ、あれやっ！！！
「Aちゃ「Aっっ！！！」」
聞こえるはずがない彼女の名前を咄嗟に呼び、再び走ろうとすれば
俺よりも近い距離にいた誰かがAちゃんの元に近づいていくのが目に映って。
「俺の彼女になんか用ある？」
彼女を守るように抱きしめる姿に
まるで恋人同士のようなフォルムに俺はきた道を戻った
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みこ(プロフ) - まりんさん» こちらも読んでくださってるんですね！ありがとうございます！！！期待に応えられるように頑張ります！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: c6a330bc5b (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2019年5月18日 21時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこ
| 作成日時：2019年5月17日 14時
