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「ーーちゃん、神ちゃんっ！！！」
「…んっ」
ふと、目が覚めた
視界にはベッドで眠るAの姿が映る。
俺は彼女の手を握り、となりに座っていてそのまま眠っていたらしい
「神ちゃん助かった！！！ごめんなぁ、遅なって」
「んー、ええよ！熱なぁ、寝る前に計って少し下がってさ。飯も水分もばっちりやから安心して」
「…これ、神ちゃんがこうてきてくれたん？」
「ん？おんそやけど？」
「いくらやった？お金返すわ！」
「はぁ？いやええって！！！たいして買ってないし」
「いやだってお金貯めてんねやろ？バイト入れまくって」
「まあそれは事実やけどさ、でもまじで要らんからな」
お金お金…とうるさいのんちゃんを一喝し、荷物を持って玄関へと移動する
時刻はもうすぐ23時。さすがに寒い
「ほな、また大学で」
「おん！まじでありがとう！！！」
「お大事に、って伝えてな？じゃ」
望んちから家までは歩いて30分。
イヤホンを耳に挿して夜道を歩けば、後ろから来た車にパッシングされる
「モンチやんな？」
「ーーえ？照史くん？？！」
「ほらやーっぱりモンチや！」
「えー…絶対ちゃうと思ってんけどなぁ」
「うわ、淳太くんまでおる！！！」
多分淳太くんのであろう高そうな車から顔を出す2人
…仲よすぎちゃう？笑
「モンチ帰り？乗るか？」
「え？」
「ええよ、神ちゃん乗りぃや。危ないし」
「もう淳太くん優しいわぁ…ほら乗り！！！」
雰囲気に圧倒されて、大人しく後部座席に乗る
車内はとてもお洒落な音楽が鳴っていたけど
「っだははははははっ！！！」
「なんやねんもう…うっさいな笑」
照史くんの声で全く聞こえんかった。笑
「なぁモンチ！！！ラーメン行こうやラーメン！！！」
「へっ？？！この時間に？」
「わかってへんなぁ…この時間に食うから美味いんやろ？」
「いや太るやろ。カロリー考えろやカロリーを」
「今日は特別やって」
「まいんち言うとるやんかそれ」
「えー！！！ええやん淳太くーん！！！」
反対していた淳太くんだけど…
「めっっちゃうま！！！」
「あー…たまらんわ、ばり美味い」
「あー罪悪感」
言葉とは裏腹に美味しそうに食べていました。
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みこ(プロフ) - まりんさん» こちらも読んでくださってるんですね！ありがとうございます！！！期待に応えられるように頑張ります！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: c6a330bc5b (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2019年5月18日 21時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこ
| 作成日時：2019年5月17日 14時
