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「ありがとー!助かった!」




相変わらずおしゃれな私服ののんちゃんがAを迎えに来た




「…え??!なんで神ちゃん風呂入ってるん??!ーーえっ??!」

「いやただシャワー浴びたかっただけで」

「"A、何もされてないか??!"」

「いや、やからのんちゃん…」




すると、先程の上裸を思い出したAの頬が染まってゆく





「ちょ、なんで??!なんで照れてるん??!おねぇに何してん神ちゃん!!!神ちゃんなら何もせん思ってお願いしてんねんぞこっちは!!!」

「こーえーがでーかーい!!!」

「はよ白状せぇ!ほら!」

「風呂上がりに上裸で出ただけやから!ほんまに!!!」

「はぁぁ??!」




"綺麗な筋肉を思い出しちゃったの…ほんと、何もされてない"




その手話を理解した俺が今度は赤くなる





「…神ちゃん、侮れへんな」

「何がやねん」

「流星は夜遊びで忙しいし悪影響やから頼まんかったけど…神ちゃんも考え様やな」

「はぁ?笑」

「しげ…いやあれは論外やわ。あれこそ悪影響や。いたずらばっかりしよる」




ぶつぶつ言いながらのんちゃんはAを連れて帰り、寂しい空間が広がった

先程までいたAちゃんの香りも消えて、夢やったんやないかと思うような静寂が訪れる

テレビをつければジャニーズWESTがすっごい衣装で歌を歌っていて

感情がもうごっちゃごちゃになった。




「ーー寝よ。うん、そうしよ」




風呂も入ったし、歯磨きだけして布団に入る

真っ暗な中、ふと思い出したのは




「…可愛かったわ、髪を束ねた姿」





やっぱり好きな人で。

今度髪留めでもあげようか?と一人で舞い上がる

…なんなら、服を買ってあげたい。

俺が好きな感じにAちゃんをコーディネートしたい

んでどっか出かけて、飯食うて。

…あ、一緒に服見に行ったらえんちゃう?

試着中のAちゃんを待つとかさ、俺いくらでも待てそうやもん

どっちがええ?とかさ、やっぱやりたいやんか

てか12月、クリスマスやん!!!なにあげよ

なんでも似合うんやろなぁ…

…お揃いとか?…いやいや、付き合うてへんし早すぎるわ!

やっぱり無難なマフラーとか?…んー…






「ーーあかん!余計眠れへんくなった」




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みこ(プロフ) - まりんさん» こちらも読んでくださってるんですね!ありがとうございます!!!期待に応えられるように頑張ります! (2019年5月18日 23時) (レス) id: c6a330bc5b (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月18日 21時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこ | 作成日時:2019年5月17日 14時

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