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普通の男からしたら、まぁ料理はできる方やとは思う

調理器具も揃ってるし、それなりに上手いんちゃう?とは自負していて




「…え、やば」




でも、彼女は更に上を行っていた。

鳥南蛮の肉を焼いていると、隣からはザクザクと気持ちいい音が聞こえる

俺が鳥南蛮を完成させる頃には、テキパキとサラダや副菜を作ってしまった。







"パフェ食べたから、少しヘルシーにしちゃった"

「"びっくりした。料理、うまいんやな?"」

"智洋こそ!私は望のためにやってたら作れるようになっただけだから"

「"食べよか?めっちゃ美味そうやわ!"」






カチャカチャ、という音が響くだけの部屋

彼女の作ったご飯はもうほんっまに美味い!

毎日これを食うてる望が羨ましい

それくらい美味くて、まじで食い過ぎた。





「…"なぁ、申し訳ないけどさ。シャワー…浴びてきてええ?"」




いつもは帰ってきてすぐに浴びるシャワー

それに今日、しげと望とサッカーをしてまぁ汗をかいていて。

…気になるやんか、匂いとか、さ。




"いいよ!私の事は気にしないで"





いや、ちょっとは気にして欲しいけどなぁ俺は。

っていうか意識してほしい。

…なんて望にバレたら大変なことになりそうやけど。




なるべく急ぎながらシャワーを浴び、パンツを履いた瞬間…




「ーーやっべ。シャツ忘れた」




パンツとジャージだけを履いて部屋に戻る

…どーせのんちゃんの腹筋とか見てるし、多分見慣れてるんやろな思って期待せずに行けば。





"ーー!なんで服!!!"





顔を真っ赤にしたAがおった。






そこらへんにあったタンクトップを着て、Aの肩を叩く

すると指の隙間から綺麗な目が見えてきたから"ごめんな?"と謝る





「"望で慣れてると思った。ごめん"」

"望のとはまた違うの!!!"

「"…怒ってる?"」

"ちょっと"

「"ごめんな?気をつける"」




このちょっとした恋人みたいなやりとり…たまらん

めっちゃ舞い上がる俺に、頬を膨らませるA

他の女の子やったら嫌うかもしれん仕草でも彼女は特別で。







のんちゃん今から迎え行く!!!





時間が来なければええのに、と思った。

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みこ(プロフ) - まりんさん» こちらも読んでくださってるんですね!ありがとうございます!!!期待に応えられるように頑張ります! (2019年5月18日 23時) (レス) id: c6a330bc5b (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月18日 21時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこ | 作成日時:2019年5月17日 14時

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