『今から恋、始めます』 (ページ9)

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お誘い ―その2― ページ9

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壱馬文章やと難しいしなぁ。良かったら会って話せへん?

壱馬夕方からなら今週どこでも空いてるからAちゃんの都合のいい日で………

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Aわかりました。じゃあ水曜なら大丈夫です

壱馬俺も大丈夫。18時でどうかな?ご飯でも食べながら話したい

Aそれで大丈夫です。

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と一通りの連絡が終わった所で

壱「2人で出掛けるなんてこれはもう、デートなんじゃ………」

「う〜ん、まぁいいか。悪い人じゃなさそうだし。」

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そして水曜日

仕事が終わるのは16時過ぎ

とてつもなく緊張している川村壱馬

壱「あ〜、緊張するｯ」

思えば2人で出掛けるとかヤバくないか？

そもそも先輩の妹さんやし。。。

壱「……………まぁ下心がある訳じゃないしな」

と自分に言い聞かせ手早く身支度をする

壱(よかった〜リハの後とかやったら危なかったわ)

17:30位には着けば大丈夫だろう。

壱「やっぱり男が先に着いとかななぁ」

あ、でも早よ来すぎてたら楽しみにしてたのバレバレか？

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A川村さんは何時でお仕事終わりなんですか?

A私は17時前に大学終わるので

壱馬俺は16時過ぎには終わったから

壱馬あ、なんやったら迎えに行こうか?

Aそれは大丈夫です。予定より早く着けそうだったので聞いただけです

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相変わらず素っ気ない内容だが、それにすら一喜一憂してしまう俺はきっと彼女に特別な感情を抱いてしまってる

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Aside

川村さんと待ち合わせしてたのは18時

だけど2人とも早く予定が終わったので少し早めに会う事になり、待ち合わせ場所に行くとこの前とは大分違うイメージの彼が立ってて一瞬驚いてしまう

「お待たせしました…………」

人違いじゃ無いよななんて思いながら声を掛け

壱「あｯ、Aちゃん！！！

俺もさっき着いた所やから。久しぶり」ﾆｺｯ

あ、見た目は違ったけど中身は一緒だ←