夏組の初稽古 ページ34
それからなんやかんやあって、ついに夏組初の稽古をすることになった。
いづみ｢はい！それでは、これから夏組の初稽古を始めたいと思います！｣
いづみ｢未経験者がほとんどだから、レクリエーションの意味もこめたエチュード練習から始めるね｣
幸｢エチュードって何？｣
初心者には分からないであろう【エチュード】の意味。
天馬｢そんなことも知らないのかよ？｣
いづみ｢はい、天馬くん、説明どうぞ｣
天馬｢……エチュードってのは即興劇のことだ。台本は用意せずに、役者がその場でアドリブで演じる｣
かなりちゃんとした説明をしてくれる天馬に感心する。
天馬｢………って、なんでオレが説明してやらなきゃいけないんだ！｣
『と言いつつも、ちゃんと説明してるところが偉いね』
天馬｢A、うるせぇ！｣
幸｢Aにあたんな！｣
『まぁまぁ……』
いづみ｢そういう事なので、二人組で掛け合いをやってもらうね。時間は5分間。設定もないので、二人で作り上げて｣
『じゃあまずは幸とむ、椋君』
幸｢！！
はーい｣
椋｢え、ええ！？(な、名前呼び！？)
は、はい！｣
うーん、やっぱり名前で呼ばない方が良かったりした？
いづみ｢それでは、スタート！｣
幸｢……｣
椋｢……｣
二人ともまだ、無言で見つめあっている。初めてだし戸惑ってるようにも見える。
『なんでも好きなようにやればいいよ。まずは芝居に慣れればいいから』
幸｢……最近どう？｣
私の言葉を聞いた幸が芝居に取り組んだ。なんの役なのかはまだ不明だけど……。
椋｢え、え！？さ、最近？｣
幸｢なんか〜面白いことない？
最近学校つまんないし、アタシ、ヒマなんだよね〜｣
これは……女子高生、かな？
一成｢ゆっきーの女子高生、違和感ねえ……｣
幸の言葉にのるようにして、椋君もそれに合わせた芝居をする。
椋｢ボ、私も、ヒマだよ。どこか、遊びに行く？｣
幸｢あ、いいね、カラオケ行こっか｣
見てみるに女子高生の日常会話だ。
二人とも可愛い顔してるし、役にはまってると思う。
いづみ｢ーーはい、そこまで！｣
天馬｢あんなの、ただの素だろ。一人称変えただけ｣
『それでもいいよ。
まずは慣れるところからだから、十分だよ』
いづみ｢次は一成くんと三角くん｣
一成｢うい｣
三角｢さんかくー？｣
み、三角、大丈夫かな？大丈夫だよね？
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かはら - ろいさんの作品大好きです！頑張ってください！ (2021年1月4日 16時) (
レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
クリスティ38(プロフ) - 曲がりなりにも助監督にたいして、口がわるすぎないですか天馬。そこからの、流れも違和感あるし少し読んでて不快でした。 (2020年3月10日 22時) (レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - あっいや修正中ですね！？すみません！！すっごく前からこの作品見てます！好きです！！ありがとうございます！！ (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - 更新再開したんですか！？まじですか！？ (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花さん» はい！よろしくお願いします！ (2018年7月6日 0時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろい
| 作成日時：2018年5月20日 19時
