実は碓氷君と同じクラスでした ページ23
三角｢A〜！おはよ！！｣
『うん、おはよ』
私は三角と挨拶を交わしてから、おにぎりを渡した。
三角｢おにぎりだ〜！いただきます！｣
『おいしい？』
三角｢うん〜！すごくおいしいよ〜！Aも食べる？｣
若干上目遣いをしながら、三角は私におにぎりを差し出してくる。
『ごめん。もう、朝食は済ませちゃった』
三角｢そっか……｣
しょぼーんという効果音が鳴りそうな程、落ち込んでいる三角を見て、私は少し申し訳なくなる。
『明日の朝から一緒に食べよっか』
三角｢ほんとにっ！？｣
三角は私と距離を詰めて食い気味に私に聞く。
その目はすごくキラキラしている。
『うん？本当だよ？』
三角｢やった〜！ありがと〜っ！｣
三角はそのまま机を挟んで私に抱きつく。
時計をチラリと見ると、かなりいい時間になっていた。
『三角、もう学校に行かなくちゃいけないんだけど……』
三角｢……もうちょっと充電してからっ！｣
そう言って抱きしめる力を強めた三角。
…充電ってなんだろう？
三角｢ありがと〜！学校、いってらっしゃい！｣
『ありがと、三角。いってくるね』
階段を下りると、碓氷君がいた。
真澄｢誰と話してたわけ？｣
『え、えっと、別に……』
真澄｢………｣
碓氷君の疑心暗鬼の目をスルーして、私はいづみちゃんに声をかける。
『いってきます』
いづみ｢いってらっしゃい！｣
笑顔でお見送りしてくれたいづみちゃんは本当に可愛い。……あれ？今、少しだけ碓氷君みたいになったのは気のせいにしておこう。
憂鬱だけど学校に行かなくちゃ。
碓氷君と咲也さんは放ってきたけど、約束はしてないから、まぁいいか。
私は無言で電車に乗り、誰にも挨拶しないで教室に行く。
ドアを開けて、クラスメイトの視線を感じながらも気にするフリもなく自分の席に座る。
カバンから、本を取り出し読書体制に入る。
『はぁ……』
周りの声が沢山聞こえて、読書に集中出来ないのはいつもの事。
ヒソヒソと周りのクラスメイトが話しているのはいつも同じ内容。
｢花園さん相変わらず1人だよね…｣
｢友達いないんじゃない？｣
｢やっぱり、天才は違うわー｣
｢おい、花園さんに話しかけて来いよ！｣
｢いや、ムリムリ！高嶺の花だわ｣
｢きゃああああ！！｣
｢碓氷くんきたの！？｣
｢真澄くーん！｣
あれ？もしかして、私って碓氷君と同じクラスだったの？
『知らなかった……』
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かはら - ろいさんの作品大好きです！頑張ってください！ (2021年1月4日 16時) (
レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
クリスティ38(プロフ) - 曲がりなりにも助監督にたいして、口がわるすぎないですか天馬。そこからの、流れも違和感あるし少し読んでて不快でした。 (2020年3月10日 22時) (レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - あっいや修正中ですね！？すみません！！すっごく前からこの作品見てます！好きです！！ありがとうございます！！ (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - 更新再開したんですか！？まじですか！？ (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花さん» はい！よろしくお願いします！ (2018年7月6日 0時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろい
| 作成日時：2018年5月20日 19時
