指切りを交わした ページ20
『す、すごいね…？』
三角｢えへへ〜｣
『もしかして壁も走れたり？』
三角｢うん！走れるよ〜！｣
三角はそう言い、おにぎりを置いて走る体制に入った。
『ちょっ、走らなくていいからね？』
三角｢うんっ！分かった〜｣
まだ皆にはバレてないけど、来週の土曜日には絶対にバレる。
でも、三角をここから出て行かすのも……。
『三角、約束して』
三角｢ん〜？｣
『来週の土曜日までは、なるべくここから出ないで』
三角｢どうして〜？｣
『ここの部屋に住む人がいるから、かな。それまでは絶対に出ちゃダメ』
三角｢……うんっ！りょうか〜い！｣
『おにぎりは毎日、持っていくからね』
三角｢ほんとにっ！？ありがと〜！！｣
『わっ…！！』
どうやら、三角はスキンシップが激しいみたいだね。
『とりあえず、絶対に！部屋から出ちゃダメだからね！』
三角｢A、もう行っちゃうの？｣
三角は子犬のような瞳で私を見つめてくる…。
『用事があるからね。それが終わったら、またここに来るよ』
三角｢ほんとっ！？やくそく〜！｣
『うん。約束、ね？』
私と三角は指切りを交わした。
『じゃあ、またね』
三角｢うんっ！｣
私は三角の部屋を出て、掃除が出来なかった事を思い出した。
まぁ、いいかな…？
『皆木さん、部屋にいるかな？』
私は自分の部屋(いづみちゃんの部屋)に行き、端っこにあるカバンから、数冊の脚本を取り出して
皆木さんの部屋に足を進めた。
そして、ノックをした。
『皆木さんいますか？』
綴｢は〜い？って花園さん…？｣
『あの、少しお渡ししたいものがあるんですけど…。お部屋、入ってもよろしいですか？』
綴｢あ、うっす。どうぞ｣
『失礼します』
部屋にお邪魔させてもらうと、碓氷君は居なかった。
綴｢渡したい物って…？｣
『あの、これどうぞ』
私は数冊の脚本を皆木さんに渡した。
綴｢これって…脚本っすか！？｣
『はい、私が書いたものじゃないんですけど…。
これからも脚本を書いていくなら、視野が広い方がいいと思って。ジャンル別に二冊ずつ持ってきました。必要ないなら、処分しますけど…』
綴｢読ませてもらってもいいっすか？｣
『はい、どうぞ』
皆木さんはパラパラとページをめくっていく。
二人とも無言なため、ページを捲っていく音だけが聞こえる。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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かはら - ろいさんの作品大好きです！頑張ってください！ (2021年1月4日 16時) (
レス) id: 2f778f3504 (このIDを非表示/違反報告)
クリスティ38(プロフ) - 曲がりなりにも助監督にたいして、口がわるすぎないですか天馬。そこからの、流れも違和感あるし少し読んでて不快でした。 (2020年3月10日 22時) (レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - あっいや修正中ですね！？すみません！！すっごく前からこの作品見てます！好きです！！ありがとうございます！！ (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
れるりく(プロフ) - 更新再開したんですか！？まじですか！？ (2020年2月8日 17時) (レス) id: d5b76f9b62 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花さん» はい！よろしくお願いします！ (2018年7月6日 0時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろい
| 作成日時：2018年5月20日 19時
